越谷の古民家編

2007年10月25日(水)

 

余談ですが、先日(2012年12月4日)NHKで、車いすの方10人ほどでバリアフリー旅行が旅行代理店によって行われたというニュースが放映された。リハビリの励みにもなり、人生が豊かになり、また参加したいと好評だったそうだ。自治体やホテル関係などもバリアフリー化を進めており、高齢化も進むなかで、バリアフリー旅行の関連市場は大きく成長すると、旅行代理店が中心となってセミナーを開いているそうだ。しかしそういうことがニュースになること自体、まだまだ遅れていると言わざるを得ない。それに障害者自身が、旅行の機会を増やさなければ、そして要望を主張しなければと思う。このブログが、特に障害者の方の旅行に行くきっかけになれば、旅行の魅力を知って頂ければ、そして参考にして頂ければと思う。

 

 さらに余談ですが、私は旅行とともにカメラが趣味で、そのテーマとして(興味の対象としてと言ったほうが適切かな)①道端に咲く花から植物園の群落の花までの花②千葉の大山千枚田、新潟松代の棚田といった棚田③北海道の神威岬、沖縄の知念岬といった岬④福島の大内宿、長野の奈良井宿といった宿場町⑤秋田の角館、萩・津和野といった武家屋敷郡⑥倉敷や大分県杵築市といった古い町並み⑦白川郷や京都・美山などの古民家⑧北海道・幌延町や福島・布引高原といった風力発電の風車群⑨開発や住宅建設などです(興味のある方はネットで検索してみえください)。健康な時なら、それぞれのテーマごとに、写真を撮りに出かけるのですが、今では観光旅行に組み合わせて行くしかありません。

 

 またまた余談ですが、ここで問題です。名主と庄屋の違いはわかりますか!?私は越谷の古民家を見学して知ったのだ。

 

 

 正解の方はペアでハワイにご招待(なーんて、ウソです)正解は同じものです。地方の豪農・村落の代表者を名主または庄屋といい、東日本では名主と呼ばれることが多く、西日本では庄屋と呼ばれることが多い。地方によって呼び方が違うだけです。ドラマや映画で正しく使われているか、チェックしてみてはいかがでしょう。

 

 さてだいぶ話がそれました。以前通っていたデイサービスのイベントで、越谷の古民家・名主(ですね)の中村家を訪ねたのだ。敷地は広く、主屋の外の蔵には生活用具や農機具などが展示されていた。庭も広く立派で、さすが名主だけのことはあると思ったものだ。主屋は見学でき、家へ上がるには、キャタピラのようなスロープに車いすを載せ、係りの人が押してくれるのだ。車いす用トイレも主屋に設置されている。私は車いすに乗って、一部屋一部屋見て回った(さすがに一部屋が広い)。廊下の奥へ進むと、なんと家の中にも蔵がある。廊下伝いに蔵に入れるのだ。中には生活用具や帳簿のようなもの・雑貨類などがある。貴重な建物や生活用具などを見学でき、新しい知識も増え、有意義な体験だった。各自治体ではこのように古民家や昔の資料を管理・展示しているところも多く、問い合わせてみるのもいいだろう。

 

 来月(2月)は闘病記の第7回を掲載します。また次の旅行記は3月上旬、東京ディズニーシー編を掲載します。次回からは鉄道の旅、遠距離の旅、宿泊を伴う旅も含め、バラエティーに富んだ旅行を掲載・提案していきます。お楽しみに。

 


はんしんふずい(半身夫随)
さすがに広い庭

 

はんしんふずい(半身夫随)    

主屋の外の蔵                    

はんしんふずい(半身夫随)

   主屋

 

はんしんふずい(半身夫随)

  門

 

はんしんふずい(半身夫随)

 

主屋に面する駐車場