【新潟】東日本大震災:受け入れ５市に、がれき６３００トン割り当て－－環境省発表
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120808ddlk15040018000c.html
毎日新聞 2012年08月08日 地方版
東日本大震災で発生したがれきの広域処理で受け入れ方針を示している県内５市に対し、環境省は７日、５市が岩手県大槌町から受け入れる木質系がれきの割り当て量が計６３００トンとなる見込みだと発表した。
同省の発表に先立ち、三条市の国定勇人市長は同日の記者会見で「試験焼却をやみくもに、自分たちの都合、スケジュール感でやるという段階ではない。今後は岩手県、国、広域処理に手をあげた関係自治体の間で、より効率的、効果的な処理のあり方について検討する」と話し、その上で、試験焼却を含めた計画の具現化を図るとした。
同省の発表を受け、新潟市の担当者は「５市で住民説明会や試験焼却などのスケジュールや状況が異なる。新潟市はまだ住民説明会の実施中。がれきの総量の割り振りなどの話は今後調整が必要」と話した。発表を受け、５市と県は再度、担当者レベルの会議を開くとみられる。
同省によると、被災市町村の震災がれきの処分量は、７月末現在、全体の約２８％に当たる約５９８万トンにとどまる。
【宮地佳那子】
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