いらっしゃいませ!
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いきなりタイトルが専門用語っぽいですが、要は蒸留酒の中で透明な色のやつですね。ジンとかウォッカのことです。
透明じゃない蒸留酒って何かというと、ウイスキーとかブランデーがそれです。いわゆる茶色いお酒ってやつで、蒸溜した後に樽で熟成するとお酒の色が茶色くなってきます。
ウイスキーも、実はできたてのやつは透明なんですよ?
ちなみに、その状態はけっして美味いとはいえません。個人的にはアリだとは思いますがとても一般に流通させたいものじゃないですな。
このへんはまた今後ウイスキー回でやろうと思います。
#ジンについて
バーで飲める多くのジンはロンドン・ドライジンってやつで、その他にもオランダのジンとかいろいろあるんですが割愛します。すごいチマチマした説明になっちゃうんで(笑)
どうやって作るかというと、限界まで蒸溜しまくったスピリッツ(スピリタスみたいなもんです)にハーブを漬け込み、それをさらに蒸溜して(しないとリキュールという区分になる)水を加えます。ここで90度あたりから40度まで度数を調整します。
よく「ジンは何からできてるの?」って質問を頂きますが、正直完全にはわかんないです。
ハーブのレシピが門外不出だったりするのももちろんですが、ベースになるスピリタスが問題なのです。
蒸溜を重ねてガンガン度数をあげちゃうと、より純粋なアルコールに近づきます。
ってことは、材料による差なんてほとんど無くなっちゃうんですね。
スピリタスの原料は穀物とイモ、とされてますがそんだけアバウトな材料でもどのみち純粋なアルコールになっちゃうから結局一緒じゃね?って話です。
各メーカーがジンを差別化するのは、おもに漬け込むハーブによります。ジュニパーベリー(ネズの実)をはじめとしてカルダモンやらオレンジピール、シナモンの樹皮など多岐にわたります。
日本でよく出てくるのはビーフィーターですかね。めっちゃコストパフォーマンスのいい優等生です。そしてフタの開け閉めがしやすい!なにげにバーテンダーにはとっても嬉しいボトルデザインだったりします。
個人的なオススメとしては、香りに特徴があるボンベイサファイア・濃厚なビクトリアンバット・スッキリした飲みくちのNo.3ロンドンドライジンあたりでしょうか。
特にNo3に関してはボトルが最高にカッコイイので、ひとり暮らしの男性が一本インテリアとして持ってるだけでもとてもさまになるかと。……高いですけどね。ビーフィーターの3倍くらい。
ジンの銘柄にこだわりがあるってちょっとかっこ良くないですか?
飲み方としては月並みにジントニックでもいいと思いますし、ジンリッキー(ライム&炭酸割り)にするのも風味が感じられておいしいです。
ひと世代前のバブリーな方(それよりちょっと後の世代かも)によくあるのは、ジンをそのままロックで飲むパターンですね。強いお酒をそのままで飲むのが流行った世代みたいです。
村上春樹ではないと思うんですが、007みたいな洋画とかその辺の影響かもしれんですね。
ご存知のかたいらっしゃいましたらご教授お願いします!
きっとこの人でジンっていう言葉を覚えたはずです