2日程前から、母親が入院した。
まぁ軽い肺炎らしいので、このこと自体は全然心配してない(直接的に心配なのは、彼女が毎日3個以上食べているトマトが、大量に熟れかけて残っていること。なので、今日まで3晩連続トマトを大量に使うイタリアンもどきな晩御飯をつくっている)。

むしろ心配なのは、父親。
長い間、ウチは両親と祖父母、僕と弟の6人家族だった。
そのうち、祖父は他界し、弟は結婚、祖母は今高齢者施設にいる。
で、今回母親が入院した。

父が寂しそうとかではなく、心配なのは父の食事だ。
僕は帰ってくるのが遅いので、帰宅すると、大体もう父は寝室に入っている。
何を食べているが直接的には見てないが、朝のパン、昼の冷凍肉うどんを毎日ローテーションする父のこと。たぶん、そんなにいいものは食べてない。

僕が大学にいくために家を出た13年前に比べて、父親の家事力は大幅に向上した。掃除、洗濯の取り込み、庭掃除…これは僕がこの春に実家に帰ってきて一番驚いたことのひとつだ。

でも、母が不在のときでも祖母(=父の母)がずっといたウチでは、確かに誰かが料理を作ってくれていた(掃除なんかは、祖父が亡くなってから弟や父が代わりにやっていたらしい)。

「一人暮らしして料理の腕も磨いた僕が帰ってきていてよかった」という思いも多少あるが、
そんなことよりも、例えば母親が長い間帰って来なかったときの父親の栄養状態の方が気にかかる。

奥さんが先に亡くなったり、介護が必要になった世の中の中高年男性は、同じような問題に直面しているのではないだろうか。

Sydecasとして近いうちに解決したい問題が、またひとつ見えた。