次世代型路面電車LRT事業について宇都宮まで視察研修に行きました。
金沢市でも新都市交通についての議論が本格化してきていますし、私自身都市交通特別委員会の副委員長でもありますので・・・・
宇都宮駅前の宇都宮市保健センターの研修室をお借りし開催となりました。
宇都宮市LRT整備室協働広報室の野澤さんと篠原さんから1時間余り現在の宇都宮市のLRT整備事業について説明を頂きました。
二年前に総務常任委員会で宇都宮市に視察に来て説明を受けていますので、ある程度の内容は把握はしていますが、整備が決定して、これからの問題点やこれまでの経緯についてお話を聞ければとの思いです。
説明の後に、私から三点の質問をさせていただきました。
LRTの整備に関して架線の問題・・・
現在、無電柱化に向けて整備が進み街中の空間が開放的になっていますが、そこにLRT用の架線が出来ると景観が損なわれることになるのでは・・・・・
二点目は乗換えについて
メイン通りにLRTを整備すると地方部からの乗り換えが必要となり返って面倒なことになるのでは・・・
三点目はオリンピックに向けて整備が進んでいるARTなどの次世代型新交通についての考え方・・・・
架線については、バッテリーなどの関係や建設コスト、低床使用などの理由で設置整備する方向だとのことでした。
乗換については、基本的には、主要幹線道路にLRTを整備するのではなく、工業団地への朝晩の渋滞解消のために新たな路線を作るとのことですので、架線や乗換えについては、影響が余りないとの回答でした。
ARTについては、技術開発等を注視することよりも早期の整備を優先しているとの回答でした。
やはり、市民目線で、その都市やその環境にあった整備をおこなって行くことが何よりも大切なんだと思います。
今回も学び多い視察となりました。
ご対応いただきました皆様ありがとうございました。