あったかい夜
長野の夜、温泉でさっぱりして
一杯呑みたいと思い飯山市の駅近くをウロウロ。
『1人なんですけど』
と、言うと
『今、席いっぱいなんだよねぇ
1人なら相席しよっ!(^-^)』
と、言われたが
相席するお客さんに悪いと思って
『いや、いいです!すみません』
と、断り店を出た。
また、町をウロウロしていると
またさっきの店の前。
すると、不思議な光景が‥‥
さっきは気づかなかったが
居酒屋のすぐ横に、寿司屋がある。
名前は、ごん助。
ん??
居酒屋は、ごん。
寿司屋は、ごん助。
経営者が同じかも?
まぁいいや。刺身でビール飲もう。
と、店に入ると誰もいない。
『すみませーん』と呼ぶと
なんとさっきの大将が厨房から出てきて
『あら!おかえり!(笑)
あのね、ここ厨房繋がってるんだよ』
そーなのかー!!
とりあえず刺身とビールを注文。
僕が、1人で長野のに来てて
車泊なことを話すと
『じゃあね、ここの駐車場に停めて寝ていけばいいよ♬
さっきの相席は僕とだよ(笑)
もしよかったら一緒に呑みましょうよー
そのほうが色んな話し出来て楽しいじゃない(^-^)』
その後、ママさんも来て
『あら、さっきのお兄ちゃん!
場所移動しておいで♬一緒に呑もう♬』
と、言ってくれたので
さっきの居酒屋に移動して
大将とママさんと3人で呑み直し。
色んな話しで盛り上がりました。
優しくて、大将は
『ほい。これサービスだから食べてみて』
と、いって料理を色々と持ってきてくれる。
厚焼き卵は、ぎょくと呼ぶのだ!
当然、お酒も進む!
このお店、かなりのお酒を揃えてある。
聞けば大将が大のお酒好きで
かなりの通なのである。
『僕、日本酒苦手なんですけど、こんな僕が呑める日本酒お願いします!』
大将は数本持ってきて説明してくれて
僕に選ばせてくれる。
大将は
『もう好みが分かったから、次はもっと安くて
同じような日本酒持ってくるね』
と、言って持ってきてくれた。
散々、ご馳走になってから
ママさんが厨房に行き、戻ってきて
持ってきたのは
『今日炊き込みご飯作ったんだけど
お兄ちゃん、明日のご飯にしてよ』
なんで、そんなに人に優しいんでしょう。
きっと大将、ママさんにしてみれば
いつもの日常で、ただの1人のお客さん。
特別扱いしてる訳じゃない。
だから、僕の事なんてすぐに忘れてしまうかもしれない。
だって特別じゃないんだもん。
普段通りなんだもん。
だから、すごいんですよね。
いっつも、優しいんだと思います。
そんな優しさを受けて
僕も人に優しくありたいと思う。
優しさは、そうやって
ずっと繋がっていければいいな。
でも受けた僕にとっては
特別な夜になりました。
また是非行きます!
次は岐阜のお土産もって(^-^)
寒い長野県の夜が
あったかくなった。