ミキサー車が来なくて工事が進まない | マスエージェントブログ-絆-

ミキサー車が来なくて工事が進まない




建築資材不足や外国人労働者受入れなど、次々に問題が発生している建築業界。今度は首都圏の工事現場では生コンを運ぶミキサー車が来なくて、コンクリート打設が予定通り進まないという新たな問題が出てきています。


ミキサー車よりも運転手不足が深刻


生コン工場の稼働率は50%程度。生産余力は十分な状態で生コンが不足しているわけではない。不足しているのは生コンや骨材(砂や砕石)の運び手です。


原因は過去数年の首都圏の生コン出荷量の減少にあります。東日本大震災直前まで長期低落が続き、メーカーは生コンを運ぶミキサー車と運転手を減らすことを余儀なくされました。埼玉県南部と東京2区(練馬、板橋)を営業エリアとする埼玉中央生コン協同組合によると、東日本大震災が起きる前年の2010年度の出荷量は、最盛期だった1988年の3分の1程度までに減少しているそうです。


こういった背景からアベノミクス効果で需要が増えても、ミキサー車と運転手を急には増やせない状況になっています。仮にミキサー車を購入できたとしても、新車が納入されるまでには18ヵ月はかかります。


また、それよりも深刻なのが運転手。ミキサー車は、JIS(日本工業規格)により片道1時間半を超える走行は禁止。渋滞に巻き込まれやすい首都圏では、1台あたりの1日の稼働は3回が限度。そうなると現状の運転手数では足りないということになるのです。


さらに賃金の問題も振りかかます。厚生労働省のまとめでは建設業の生産労働者の年間賃金は391万円。全産業平均の529万円に比べて、2割以上も低い結果が出ています。


しかし、明るいニュースもあります。帝国データバンクが発表した、2014年度の賃金動向に関する企業の意識調査によると、2014年度に正社員の賃金改善を見込んでいる企業のうち、業種別トップは建設業。前回調査の37.8%から49.2%と、11.4ポイントも上昇しています。「労働力の定着・確保」ための賃上げが改善へと導けるでしょうか。


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