東京で開催された、チャイルドラインの全国研修に参加してきた。
会場は、小田急線・参宮駅近くの「国立オリンピック記念青少年センター
東京に出たついでに、神奈川県に住む高校時代のクラブの友人とも逢ってきた。
が、それはまた別の話。
また、今日は受けてきた研修内容の話をしよう、というのでもない。
ん~、どうも僕のブログは気を持たせるような書き出しが多くていけない(と、いささか反省)。

さて、研修初日の昼には気がつかなかったのだが、研修後の懇親会を終えて会場を出ようとしたとき、微かに「お香」の匂いがした。
その夜は、こりゃまた優雅なことで、といった認識でしかなかった。
が、翌朝センターの門を入ってその理由がわかった。
匂いの元は「蚊取り線香」
さらには、黄色と黒のトラロープで規制線が張られていた。
立ち入り禁止だと。


なるほど、国立オリンピック記念青少年センターは代々木公園に隣接している、というよりその一角。
そう、「デング熱」の感染媒体となるやぶ蚊対策だったのだ。
「デング熱」については、僕は既に語っている(デング熱について調べてみた)。
同じ内容を語るつもりはない。
が、研修があったのは10月25~26日。
夏の盛りは過ぎたとはいえ、まだまだやぶ蚊は息絶えてはいないはず。
マスコミであれほど騒がれた「デング熱」対策とはこの程度のものだったのかと、少々拍子抜け。
デング熱報道の陰で、何かよからぬことが進行していたんじゃないの、というのは僕の邪推。


平成元年以降を見てみれば、日本人の海外旅行者は毎年1,000万人超。
累計では、軽く億の単位を超える。
当然、東南アジアへの旅行者も少なくない。
この僕だって、東南アジアへは数回旅行をしている。
感染者の体液や血液に直接触れなければ感染しないエボラ出血熱とは異なり、デング熱は蚊を媒体として比較的簡単に感染する。
いままでに、デング熱に感染した旅行者が一人もいなかったと考えることの方が不自然。
そのほとんどは、普通のインフルエンザと見なされてきたのではないか。
というのが、またまた何の根拠もない僕の邪推。

センター棟


余談を追加。
国立オリンピック記念青少年研修センターは、1964年に開催された東京オリンピックの選手村。
改修の手は加えられているものの、50年を経過した今も立派な建物。
価値観の多様性を認める立場の僕としては、2020年に予定されている東京オリンピックに興じる人がいても一向に構わない。
が、東京都周辺にあるこのような設備を有効利用して、安価に開催することは出来ないものだろうか。
税金を使うべき事柄はもっと他にあるはず。
ん!それじゃ土建屋が儲からないってか。
これは、いささか根拠のある僕の邪推。