二浪日記 どこで落ちこぼれたのか

はイチローが二浪していた時に、
中高一貫校時代のことを書いた振り返り日記です。

振り返り日記の特性上、ときどき話が前後します。

書いてあることはすべて事実ですが、
全て当時のことですので
今とは異なることも多々書いてございます。
そこのところをよくご理解の上、
お読みいただきますようお願い申し上げます。



さて、今回は

54話 当時のコメントとイチローの勉強方法
55話 さあ、ラストスパート!駆け込み対策を練る母
56話 イチロー初めて先生に当たる!?
57話 キングオブ愚息を指導できる指導者はあまりいない・・・


をお届けします。


54話 は無料公開でこのまま読めます。

54話 当時のコメントとイチローの勉強方法

どこで落ちこぼれたのか、

を書いていたとき、

こんなコメントが届いていました。

当時の原文まま、です。


手紙
「同じ問題を、2回も3回も解いてやっとモノにできるのじゃないかしら。」

手紙
「復習とはこういうこと。
授業でやった問題、テストでやった問題を当日はなめるように見直し、
1週間後に同じ問題を解く。1ヶ月後に同じ問題を解く。」


手紙
「新しい問題をやるよりも、同じ問題で二度とミスしない、そのことの方が何倍も重要です。」


おっしゃる通りですよね。
私だったらそうしますし、
普通に考えたらわかりますよね。


試験を受けて、解答をもらったら、 
「あの問題、合っていたかな?」 
って
すぐに解答を見たくなりますよね? 


それで あーだの、わーだの言って、

なんで間違えたんだろう? 
ああ!ここか!
わー、悔しい。

みたいになりますよね?
私自身はそうでした。
ウチまで待ちきれず、
帰りの電車やバスで
答え合わせは終わっていました。


ところが息子には
小学校のころ(N研時代)から 
それがさっぱりありませんでした。


テストを受けると
問題を解き終わったことに満足するのか
答え合わせを嫌がりました。


「合っているのか気にならないの?」 

と聞くと

正しいセリフは忘れましたが

「間違っていたらショックなんだもん・・・。」

みたいなことを言ったと思います。


私はそれを聞いて、

「テストはどこができないかを探すためにやるんだよ。いい点とるためにやるんじゃないんだよ。」


等々、幼い彼にわかるように
何度も話をしました。


私は息子のテストの点数が悪かったことで
怒ったことは一度もありません。


取ってしまった点を怒っても
今さらどうにもならないからです。

だから叱られるから、と
悪い点を恐れるということは
ないはずでしたが、

息子の反応はとにかくずれていましたね。

そんな姿を見て、

「N研はまだ早いのか、子供すぎるのか、馬鹿なのか?」

当時もいろいろ思いました。


普通は
一度落ちた落とし穴には、
二度と落ちたくないですよね。

試験で間違ったら、
悔しくて悔しくて、
今度同じ問題がでたら絶対に間違うもんか

と思うのが普通ですよね。


イチローは中学受験の頃から
行きに落ちた同じ落とし穴に、
帰りも平気で落ちる子でした。

そして
凝りも困りもしないその姿を見て、


「N研はまだ早いのか、子供すぎるのか、馬鹿なのか?」


と頭を悩ませたものです。



こんなコメントもありました。
 
手紙
「誰だって新しい問題を解くほうが楽しいものです。
でも間違った問題、同じ問題を何度もくりかえして解くこと、

50点だったのが90点、100点にになるまで解くこと。
これをしないで成績はあがりません。」



おっしゃる通りですね。
このことは私はも
何度も何度もイチローに言っています。


小学校のころ(N研時代)は 

一度でできたものには問題の横に

赤で丸 を付けます。

間違ったけど解きなおしたらできたものには 

青で丸 を付け

解きなおしても間違えて
説明してもらってやっと出来たものには 

緑で丸 を付けます。


赤丸はもうやらなくていい問題。

でも青丸と緑丸は

翌日、新しい問題とともにまた解きます。


そして、全部が赤丸になるまで 

繰り返していきます。 

これをずっとやっていました。



青丸や緑丸になった問題については

類題を探したり、

数字替え問題を作ったり、

そのできなかった問題につながる、

少し簡単な問題を探して

一緒にやるように工夫していました。



問題の脇には

おのずと丸が沢山つきます。

解いた分だけつけるからです。


青丸5個の先にやっと赤丸で終わった問題。

そういうのは叱らずに

最初から赤丸だった時よりも

おおけさに褒めるようにしました。


そして何が苦手なのかが

嫌でも見えてくるようにしたのです。


このときのくせは、

今でも残っているようで、

イチローのノートや問題集には

色とりどりの〇がついています。



おかげで私は問題集の丸の色を

たまにこっそり見るだけで、

どの程度理解しているのかが

解ったりします(笑)。


さすがに中学受験の時のように、

それを見て私が

ごちゃごちゃは言いませんが


「全部赤丸になるまでやってるよね?」


と言えば、私が言いたいことは

イチローに通じます。 



そしてこんなコメントも・・・。
手紙
「授業で埋め尽くすと、演習する時間がなくなってしまうのではないかしら」

手紙
「授業を入れまくると、その分、それを消化する時間が足りなくなるだけですよ」


ユリウ〇をたくさん入れたのは 

もろ刃の剣だと覚悟していました。


コマ数はたくさん入れましたが

内容は、授業で埋め尽くしたりはしていません。



で、効果はあったのかって? 

上のアドバイスの答えと

ユリウスの効果については、

順にブログで書きますね。