こんにちは、
ミッドセンチュリーです。
先日、千種区にあるアート系の設計事務所に行ってきたのですが、改めてシンプルイズベストという言葉が思い浮かびました。
築40年程経過した名古屋市住宅供給公社の作ったタウンシリーズと言われるRCの集合住宅の一室にあるその設計事務所へ1歩足を踏み入れた時、一瞬時間が止まりました。
実は私の地元である緑区にもこのタウンシリーズと言われる集合住宅があり、中学時代の同級生が住んでいたこともあり、
何度か入った事があるのですが、そことは全く異なる空間だったからです。
まずその色使い、白に近いグレーの塗装の壁に床材は節の無い白系の米ツガのフローリング、窓廻りにはカッコいい木製の内窓が収まりシンプルな感じで、エアプランツがいい味を出していました。
また空間の間仕切りを兼ねたシナべニアの造作家具の高さはH2000で抑えてあることから、天井がつながっており、
通路は広く明るく、玄関廻りが回転動線を持つことから、シークエンスを持つ空間となっていました。
(因みに配管はむき出しです。)
そこに北欧インテリアが配された様は北欧モダンのパイオニアと言われるアルバ・アアルトの空間を再現したかの様です。
写真で見るだけではアアルトの良さがよく判りませんが、実際に空間として感じると、北欧スタイルって
改めてすごく完成度が高いと感じました。
今後挑戦していきたいスタイルです。