「アシュター・シェラン かく語りき」 4

状況は汝たちが想像するよりもはるかに深刻である。あまりにも多くの原子核融合反応実験が繰り返されたたため、上層大気は完全に放射能に汚染されてしまっている。汝たちの政府はその事実を十分に把握しているが、真実を隠蔽するのだ。

地球には汚職が蔓延している。しかもひとつのサイクルが終わりを迎えようとしているので、地球物理学的な「修正作用」が、汝たちの惑星の地理を激変させてしまうであろう。
地球のこうした浄化と再生は、住人である人間にとっては、痛みを伴う必要な試練となるであろう。

堕落した者やエゴイスト、無心論者たちは、肉体から離れた後、とある惑星に追放されるであろう。そこは、石器時代と同じ状態にある星である。

追放された者は、かつて学習を拒んだ科目を習得することになるのだ。

我は、解放者、世界の救済者でしかない。今度は、汝たちも各自、解放者、世界の救済者とならねばいけないのだ。真実を把握すれば、汝たちは自由になれる。
これこそ、汝たちが行わねばならぬことである。これだけでよいのだ。

汝たちの宗教的儀式は全て何の成果ももたらさない無用の長物である。自分自身についての真実のみが、汝たちを解放してくれるのだ。汝たちは皆、嘘と過ちと幻惑にまみれている。汝たちは信仰と自らの理想を取り違えている。

真実を探せ、さすれば真実が汝たちを解き放つ。我が汝たちに求めることは、これ以外他にない。だが、次のことも肝に銘じておくのだ。真実は学ぶだけでなく、実践されなければならない。真実を汝たちの存在の糧とし、汝たちの思考、感情、行動の源としなければならぬ。

汝たちが、現在の腐敗した状況を生み出した張本人である。よって、今から汝たちは自らの救済者となり、スピリットの解放者とならねばいけないのだ。

この地球には、他の星への移住計画を企んでいる政治家や科学者たちがいる。その計画で、彼らは移住完了後、身の安全を期するためという言い訳で、地球を完全に破壊するべく爆破するつもりなのだ。

政治屋と学者たちは常に宗教を軽視して来ました。彼らが愛するのは力です。暴力に訴えて民族を征服し、残酷な死のゲームを楽しんで悦に入っているのです。こうした人間に限って、戦争をしたい時と、彼らの命に危険が迫った時のみ、神の名を呼ぶのです。

核を使用する危険な実験が行われる際、我々は介入している。すでに幾度となく、原爆のキノコ雲を食い止め、危険な放射能を除去した。つまり、特別な船で放射能を吸い込んだ。

この作業には多大なネルギーが必要とされる。今のところ、このような行動は諸君からはずいぶんと過小評価されている。50年後でさえ、諸君は我々が行った浄化作業について理解することは出来ないであろう。