水虫とお酢 | 黒酢屋店長の健康ブログ

水虫とお酢

水虫は簡単に治せる薬を発明したらノーベル賞もの…といわれるほど、一度かかると治りにくい、頑固な皮膚病の一つです。


白せん菌というカビの一種が皮膚に寄生してできます。一般にカビは温度の高い所や湿気の多い所で繁殖するので、靴下や靴をはいてむれることの多い足の裏や、足の間にできるのがほとんどです。


症状は、小さな水ぶくれが並んだ状態、皮膚がカサカサになって厚く固くなるもの、赤ぎれのように赤く乾き、ただれるものに分けられます。


最悪なのは、ツメでひっかいたりして、そこから細菌が入り、化膿して歩けないほどひどくなる場合です。


また、水虫の菌がツメの間に入ると、ツメのツヤがなくなり、表面が凸凹になったり、ぼろぼろになったりもします。


私も数年前に、足の親指のツメが白くなって剥がれた事が何度かありました。お医者様に頂いた薬を塗っていたのですが、一度治っても再発する事が多いのが、水虫治療の大変なところです。


さて、昔からお酢で水虫が治ると言われていましたが、本当でしょうか。ちなみに、皮膚科では、「絶対におすすめしません」とポスターまで貼っているところもあるようですが・・・。


白せん菌退治には、菌が生存、発育するのに必要な「栄養」「温度」「pH」のいずれか、あるいは全ての条件を崩すことがポイントです。


お酢はもっぱら「pH」の面で水虫を攻撃します。


人間の肌は4~4.5の弱酸性に保たれていますが、白せん菌の活動できるpHは4.2~5.5ですから、水虫ができやすい肌は通常よりもアルカリに傾いているわけですね。


お酢、なかでも酸度の強い黒酢や穀物酢などには、このpHを正常値に戻し、水虫が生息できないようにする働きがあります。


また、お酢のアミノ酸が白せん菌によって痛んだ皮膚の組織再生を早める効果があります。


利用方法は、ガーゼにお酢を浸して直接幹部に当てるか、お酢をお湯で20倍ほどに薄め、20分~30分足をつけておきます。


赤みがさしている程度の段階なら、酸度の強い穀物酢や黒酢を。出欠していたり皮膚が傷ついている場合は、酸度の強いお酢はかえって傷める可能性がありますので、玄米酢や白酢がいいでしょう。


とにかく、水虫に悩んでいる人は、一度試してみて下さい。一週間~10日で足に変化があると思います。


ただし、お酢ですので、においは強烈です。これだけは、我慢してくださいね。


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