お久しぶりです。昨年の11月からお酒の仕込みを始めて、今年の6月になってやっと落ち着くことが出来ました。
とにかく、今年は色々な取り組みをさせていただきました。
まず1つ目
・酒の造りの責任者として、本格的に取り組みをしました。
帰ってきてから昨年までは、以前からいた杜氏さんや父の社長が半分、私が半分という形で酒造りを行ってきましたが、今年からは自分が責任者となり、酒造りを行いました。
ほとんど、現場は一緒に見て回っていたので、やっていることは同じですが、ちょっと温度を変えてみたり、酵母を変えてみたりするだけで、お酒がどんどん変化していくということを改めて、実感できました。
その中で、今年新しく発売した商品がこちら
もち米熱掛四段仕込 純米原酒 長野D酵母
今まで弊社で行っていた四段目にもち米を熱いまま仕込みタンクに放り込んで、仕込を行う方法
もち米熱掛四段仕込に長野県で開発した「長野D酵母」という酵母を使用して、仕込みました。
長野D酵母という酵母は、最近の科学技術の発展により造られた新種の酵母です。
青りんごのような爽やかな香りがあり、旨味のある酸をたっぷり出してくれる酵母です。ただし、悪い点としては、このような酵母は通常自然界にほとんどいないため、自分たちの生命力が非常に弱い酵母としても、知られております。
そのため、低温発酵で、安全に仕込みや経過観察をしていく必要があります。しかし、弊社では売りにしているもち米熱掛四段仕込をこの酵母を使用した商品も造りたいと思い、今年挑戦しました。
やはり、普通にやったのではちょっとリスクが高いので、酵母自体が弱いのであれば、多めに酵母を投入すれば、最後までしっかり生き残ってくれると思い、通常よりも酒母を多くしました。
酒造りの結果としては、うまくいったのではないかと思います。ただ、お酒は嗜好品です。人それぞれには好みがありますので、濃醇タイプのお酒が好きという方には、オススメです!!
2つ目 お酒を通して、地元中野市をアピールしたい!
実家に帰ってくるに辺り、地元を活気付けたいという気持ちもありました。たぶん、実家が自営業をやっている人たちのほとんどはこういう気持ちを持っていると思います。そして、そういう気持ちを持ち合わせた輩で、長野県の食材、酒でイベントを中野市でやろうという取り組みをしております。
これが、それです。
SAKEFETI ⇒ http://sakefetinakano.wix.com/sakefeti
酒蔵、ワイナリー、飲食店、生産者、酒販店 川上から川下の人たちが全てが関わった地元では初めての取り組みになると思います。とにかく、長野県には美味しい食材がたくさんあるし、観光としても色々と素晴らしいところがたくさんあります。それを実際に皆様にも体験して頂きたいというのが、この団体です。
まだ、詳細は決定しておりません、9月21日(月)に地元・中野市でイベントを行います!!
皆様、予定を空けて頂き中野市でお越しください!!
3つ目 日本酒の新しい形を探る 59醸(信州59年醸造会)
ホームページはこちらです。http://59jo.com/ フェイスブックはhttps://www.facebook.com/shinshu59jo
テレビや新聞等でも色々と取り上げて頂きました。皆様、ありがとう御座います。
知らない方もいらっしゃる方と思いますので、端的にお話しますと、、
長野県には昭和59年度生まれの蔵元が5名いて、その5名で各蔵の垣根を越えて、多くの方々(特に若い人)に日本酒の良さを通じて、もっと日本酒を身近に感じてほしいという思いで、このたびは結成しました。
各蔵で造り上げた「59醸酒」です。
記事でも取り上げて頂きました!!
まだまだ、やりたいことが出来ておりませんし、皆様にも多くの期待を掛けて頂いておりますので、その期待にも応えていかなければいけません。
これからも、日本酒を通じて皆様に楽しんでいただく企画を検討していきますので、よろしくお願いします。
長々と書きまして、すいません。