「演歌界のプリンス」と称される氷川きよし。その一角を独占する存在となった男は、ジェンダーレスな魅力で多くのファンを虜にしている。その恋愛の対象が男性であると囁かれてきた氷川だが、本人が明かした事実は存在しない。
過去には2010年、風月の雑誌「FRIDAY」で、松村雄基という俳優との親しい二人の姿が報じられた。彼らの歩き方が写真に収められていた。具体的には、氷川が松村のジーンズのポケットに指をかけ、歩いていたのだ。
氷川きよしは結婚で活動休止？松村雄基が恋人で2023年に性転換も？
さらなる風の便りは2014年に飛び込んできた。逗子の別荘でお泊りデートが報じられ、世間には「氷川きよしの恋人は松村雄基」という情報が広まった。しかし、氷川が所属する事務所は、松村雄基について「ただの友人」と述べ、交際の噂を否定したのだった。
そして40代を迎えると、氷川は大胆なイメージチェンジを遂げ、その新たな魅力は多くの人々を引き付けている。
松村雄基の2023現在は病気に？息子がいる？結婚しない理由を事実上カミングアウトした？
ところで、氷川きよしに彼女がいたという噂は本当なのだろうか。
2014年には、かつてのマネージャーに対する暴行容疑で書類送検されたと報道された。その報道によると、氷川は岡山市内のホテルのエレベーター内で、マネージャーに対してカバンで殴るなどの行為を行ったという。
この事件は既に示談に至っていた。さらに、この報道が出る前に「週刊文春」が氷川が過去に女性と交際していたという情報を公開した。しかし、これもあくまで元マネージャーの話で、氷川自身からは事実について語られていない。
結婚については、2017年11月に氷川が出演した「徹子の部屋」で「このまま進むであろう」と述べ、その理由として「5、6人いれば問題ないが、二人きりになると気を使う」と明かしていた。
それ以来、彼の恋愛について噂が立つことはあっても、具体的な相手とのツーショットが撮られるという熱愛報道は見当たらない。
現在、氷川きよしのパートナーとなる男性や女性が存在するのかは不明のままだ。近年、彼の発言はポジティブなものが目立ち、私生活にも充実感を見いだせるかもしれない。
なお、彼自身、コンプレックスの塊だったと語る。
そんな氷川きよしのターニングポイントとなったのが「限界突破」だったという。2000年に彼がデビューし、「きよしのズンドコ節」が大ヒットした時、あっという間に「演歌界のプリンス」の座に昇った。
その道程は順風満帆に見えたかもしれないが、彼自身は長い間「コンプレックスの塊」だったという。「婦人公論」2020年2月10日号のインタビューで、その葛藤を語っていた。
演歌界における男らしさへの期待に苦しみ、自分がやりたいことができない自分を責め続けていたという。例えば、袴の着こなしや舞台での殺陣が苦手で、自身の細い脚にコンプレックスを抱いていた。
しかし、40代になった彼には変化が訪れた。
その変化は、氷川きよしのシングル「限界突破×サバイバー」に象徴されている。2017年10月に発売されたこのシングルは、彼が新たな自分に出会い、新たな挑戦を始めるきっかけとなった。
それから2年後、2019年5月にはこの曲のライブパフォーマンスがYouTubeに投稿され、公開から約10日で100万回再生を突破した。
その妖艶でロックなパフォーマンスは、既存のイメージを覆すもので、大きな話題を呼んだ。
その年の紅白歌合戦で披露した「限界突破×サバイバー」もまた、好評を博した。リハーサル中の発言からも、このパフォーマンスにかけた氷川の意気込みが感じられた。「今年は本当の自分を表現しようと決意した」との言葉を胸に、「きよし君」を一旦置いて、新たな自分「きーちゃん」として立ち上がったのだ。
こうして私たちは、一人のアーティストが自己を見つめ直し、新たな人格を生み出す瞬間を目の当たりにした。それは新たな一歩、そして旅の始まりだった。
彼が行き着く先に何が待っているのか、今となっては誰もが知る由もない。ただ、氷川きよしの心の中には、新たな挑戦への意欲と情熱が溢れていることだけは確かだ。
それが何よりも重要なことであり、それが彼の成長と向上を支えている。新たな挑戦を始めることで、彼は自身のコンプレックスを乗り越え、さらなる成長を遂げることができたのだ。そう、それこそが氷川きよしの真髄であり、その魅力の本質なのだ。
彼の歌声は変わらず、私たちの心に響き続けている。そして、その歌声はこれからも続くだろう。多くの人々にとって、氷川きよしは、愛される存在として、そして永遠に輝く「演歌界のプリンス」として、存在し続けるのだ。
どんなに時が流れても、彼の魅力は色褪せることなく、永遠に輝き続けるだろう。氷川きよしの旅はまだまだ続く。それは、彼が自分自身と向き合い、新たな挑戦を始めることを選んだ証でもある。
そして、その旅の終わりは見えない。だからこそ、私たちは彼のこれからの旅路に期待を寄せることができるのだ。