他の人のブログを読んでいると適当な記載が目に付く。
結構良い感じの人でも???の記載もある。
気になったので、関東圏の地方築古木造の初心者が計算すべきモデルケースを今の知識で纏めてみた。
■空室率
HOME’Sに出ている空室率を適用すれば良いと思う。
近隣競合を調査し、その空室率を当て嵌めても可
ウエイティングリストを持ち、退去日から退去期日前に入居させ、入居率101%の人は気にしなくても良し。
但し、普通の人は、例えば板橋区(地方じゃなかった・・・)ならば機械的に14.3%の空室損を見込むべき。(それが現実だから)
因みに入居率97%を謳う管理会社のアパートの入居率を現地で数えた事があるが、イメージ80%位だった。
まあ、スキルが上がれば5%程度見ておけば良いかもね。
■経費率
イメージ25%かな?
管理費5.5%、修繕15%(大規模含む)、固都税3%、水光熱他1.5%位かな?
解約清算時、壁パンチ跡のテナント負担分工事代金を10万頂き、DIYで500円位で直して、修繕費マイナス5%位の人は気にしなくても良し。
但し、普通の人は25%位は見ておくべきだと思うな。賃料単価が低く丸投げの人は、もうワンノッチ高めに見ておけば良いかもね。
■所得税
イメージ20%かな?
人に依って違うけど、融資期間と減価償却期間を合わせるのがセオリー。
土地を自己資金で賄い、青色控除65万をプラスして完済まで所得税が発生しないと読み切れる人は0円でも良し。
減価償却は魔法の杖とは良く言ったものだと思う。使い続ければ短くなり、最後は前のめりに倒れて魔法が解けて死んでしまう。
■結論
返済前Cashは40.7%だよ。(家賃100%‐空室損14.3%‐経費率25%‐所得税20%)
返済比率50%でも回ると言っている人は、空室率5%で運用し、大規模修繕(多分7%位)と所得税(20%)を繰り延べし、見かけ上のコストを23%(100%‐空室損5%‐経費率18%(25%‐7%))程度で運用しているから、見かけ上手残り77%になるからね。
まあ、嘘じゃないけどね。でも「家賃‐返済額=手残り」でリタイヤ万歳は無いよな。半分以上埋めればCashが回り、それ以上埋めれば手残りが増えるから安心って、リタイヤへの道を示してないじゃん。
■終わりに
久々に書いてみた。間違っていたら教えて下さい。