2005-07-12 21:39:57

23.孤立せよっ・・・・・!

テーマ:プロ野球視聴率問題

そろそろ終わりにしましょう。




日本のプロ野球は、マスメディアに巻き込まれ洗脳マトリックスと化していた。



そこはぬるま湯の世界で、ファンに喜びを与えていないのに援助を受けようとする球団がある。



努力もしないで大金をせしめようとする選手がいる。



価値のない世界にメッキをするがごとく、でたらめな洗脳報道をするマスメディアがいる。



そして、自分の頭で考えることを放棄した、甘えたファンがいます。






野球ファンの方。


以前のプロ野球はいいものだったのかも知れません。

しかし今のままでは、プロ野球は潰れ、日本から野球文化が消えてしまうでしょう。
なくなってから的外れな文句を言うのではなく、今から問題点を考え、行動しませんか?




野球ファンでない方。


現在のプロ野球に生理的な嫌悪感を抱くのは、健全な感受性を持っている証拠です。
しかし、それで終わってしまったら発展がない。
これをきっかけに世の中の仕組みについて考え、自分が生きているフィールドに応用していきませんか?





僕が出せる赤い薬はここまでです。




この問題をきっかけに、少しでも社会が良い方向に向かえばいいと願っています。





孤立せよっ・・・・・・!





<第1部・完> maruko1192先生の次回作にご期待下さい


福本 伸行
無頼伝涯 (1)
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2005-07-11 21:50:12

22.赤い薬②

テーマ:プロ野球視聴率問題

しばらく間が空いてしまってすみません。前回までの復習はこちらからどうぞ


さて。




98年のワールドカップの後も、マスコミはしたり顔で「セ界が興奮!」「ONシリーズ(監督を見るの?)」「世界中が注目・ソーサ対マグワイア」とか言っている。逆に、サッカーについては辛辣な意見というか、もう中傷ですよね。しかも的外れな。


視野を広くすると、マスメディアは他の分野でも同じようなことをやっている。自分にとって都合のいい情報のみを取り上げたり、無責任で的外れな政府・権力批判や、キャッチーなワイドショーの覗き見体質、横並び体制など、プロ野球的な論理で動いているものがたくさん見えてきます。


マスコミのお仕着せな意見を読んでいると、日本人の悪いところ=他人の顔色を伺い、物事をはっきり言わず、強きに媚び、弱きをくじく…。そんなところばかり見えてきます。まるで、野球が日本をダメにしているように見える。




何かがおかしい。俺が間違ってるのか?





僕以外にも同じように、同時期にマトリックスから解放されたと思われる人がいます。
視スレ界のモーフィアスこと、小田嶋隆さんです。当時の日記を紹介します。



>いつの間にか野球を憎んでいる。
>なぜだろう?
>日本人のメンタリティーのイヤな部分は、
>すべて野球に源を発していると思い込んでいるオレは、
>少しおかしい。

>(1998/8/16の日記より)
>http://www.wanet.ne.jp/~odajima/diary/980816.html



オダジマさんも博学な方だと思うのですが、おそらく98年当時のオダジマさんよりは現在の僕の方が、この疾患について詳しいでしょう。



オダジマさんは97~98年の日本サッカーという、赤い薬を飲んだのです。


『俺はおかしいのではないか』と思うのは、野球脳の治癒過程です。


おかしいのは『俺』ではなく、野球マトリックスの方なのです。




もちろん、野球が原因で日本がダメになっているなんて短絡的なことは、今では思っていません。
はしかにかかって熱が出たようなもんです。


でも、当時は真剣にそう考えていました。今でもそう思っている人は多いのではないでしょうか。
そのぐらい、歪んだ価値観がこの世ではまかり通っている。




野球のせいで社会が悪くなっているというのは正しくありません。日本社会の悪い部分が、メディアを通じて野球に現れていた、という方が正しい。今はそう思います。
順序が逆だったわけですね。
まあ当時はそのぐらい、野球というものが大きい存在だったということでしょう。
それか僕の視野が狭かったか。





プロ野球は、滅びます。今のままの形は維持できない。
野球マトリックスは終焉を迎えるでしょう。

でも、この問題をこのまま終わらせたら、また新しいマトリックスが出来るだけです。
せっかくの機会なので、この問題から学ぶべきことは学んで、終わらせましょう。
そうすれば、日本人の新世界が開けるかも知れません。



(この項、まとまれば次回で終わりの予定)

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2005-07-06 22:18:30

21.赤い薬①

テーマ:プロ野球視聴率問題

僕も子供の頃は野球ファンでした。



僕がまだ子供の頃、日本には野球以外のスポーツが存在しませんでした(キャプテン翼は真似できない『曲芸』でした)。

そのせいもあって小・中学校では野球部に入っていましたし、中学時代に近鉄ファンだったころは、少ない小遣いをはたいて西武球場に行ったことも何度かありました(入場料より電車賃の方が高かった)。渡辺久信とか憎たらしかったなあ…。



高校受験、大学受験の忙しさから、野球(部活・テレビとも)と距離を置くことになりました。

ドーハの悲劇は高校1年の時でしたが、この時はナショナリズムの延長でしかサッカーを捉えられていませんでした。しかし97年の予選にはまる土壌にはなったと思います。




そして、97~98年のフランスワールドカップがやってきます。ここでサッカーに、完璧に脳を焼かれることになりました。



93年と同様に、最初のきっかけはナショナリズムだったと思います。
ドーハというドラマを背負ってはいましたが、日本代表だから応援した。それだけのことでした。


しかしその後の試合での、あまりに悔しい逆転負け、ロスタイムの同点劇、決定力不足、崖っぷちの戦い…そして流れが変わり快進撃、最後に待っていた歓喜。やっとつかんだ切符…そしてあっさり跳ね返される世界の壁。



この予選では、日本サッカーの運命を背負った『絶対に負けられない戦い』が、毎週行われました。



画面の向こうから伝わってくる悲壮感に、見ている側も魂を揺さぶられます。
ベストを尽くし、必死で戦い、それでも気まぐれな運命の女神…。

そして、たかがファンに何が出来るわけでもないのですが、何故勝てないのか、どこがいけないのか、どうすればいいのか…を真剣に考えました。(カネコタツヒトにもだまされました)
当然、選手や監督など、当事者はそれ以上に真剣に悩み、行動していたと思います。
それでも勝負は紙一重。
希望や怒りに胸を震わせる…ジェットコースターのような3ヶ月+本大会でした。
当時は正直辛かったのですが、『面白い』っていうのはこういうことだったんだ、と今は思います。




ところで、その背後で毎日のように行われている『何だか負けてもいい戦い』、日本プロ野球。
ベストを尽くさない、内野ゴロで1塁に全力で走らない選手。画面からは気迫も、悲壮感も何も伝わってきません。
しかも解説者どもは、『野球文化』に基づいた、何だかテキトーな自説をほざいて、それをみんなでありがたがっています。



この落差は何だ?彼らは本当に真剣にやっているのか?プロ野球って、本当に価値のあるものなのか?



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2005-07-04 17:53:44

20.醒めない夢

テーマ:プロ野球視聴率問題

昨日マトリックスを観なかった、悪い子のために映画のあらすじを説明します。




主人公のネオ(キアヌ・リーブス)、彼は「起きてもまだ夢を見ているような感覚はあるか?」と、自分の存在する世界に違和感を覚えていた。答えを探し求めるネオ。彼はモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)を訪ねる。


モーフィアスはネオに、世界に隠された真実を知りたいかどうか選択を迫る。「“マトリックス”は真実を隠すための虚像の世界だ。それは人に教わるものではなく、自分で見るものだ」と話す。そしてネオに赤と青のカプセルを提示する。「青い薬を飲めば“マトリックス”について知ることはなく、今までどおりの暮らしが続く。赤い薬を飲めば“マトリックス”の謎を知ることが出来る。その代わりもう引き返せない」ネオは赤い薬を飲む。


プログラムが転送され、ネオは現実世界で目覚める。容器の中で赤っぽい液体に浸かっている自分。自分の体から黒いコードが伸びて、機械につながっている。自分の周りには同じような容器が、自分の横、上と無数に存在している。そこから脱出、モーフィアスに助けられ、現在の現実世界について説明される。


人類とコンピュータとが争う世界になったこと。コンピュータを滅ぼすため人類は青空を破壊し、太陽エネルギーを遮ったこと。コンピュータは自らのエネルギーを得るために、人間から発生する生体エネルギーを利用するようになったこと…。ネオがいたあの場所は、人類を栽培しエネルギーを生み出す施設、そして“マトリックス”とはコンピュータが人類に見せている醒めない夢、仮想世界だったのだ・・・。


(知っている人は、長々とお付き合いいただきありがとうございました)






今回までの議論を正確に理解している人であれば、マトリックスの世界と、(少なくとも最近の)プロ野球の世界との類似点はおかわり・・・じゃなくておわかりでしょう。


・ 野球マトリックスは、メディアを通じてニセの現実(=野球人気に死角なし!)を作り出し、マトリックスに飼われた人々に楽しみを与えます。
・ 飼われた人々から薄く広く、視聴率という形でエネルギーを産み出し、スポンサーを通じて利益にします。
・ その利益を通じて、メディア、プロ野球界はさらに肥え太っていきます。
・ 飼われた人々は自らの判断を停止しており、与えられた現実で生きていく。きっかけがなければその世界で一生を終える人もいます。(徳光とか・・・昨日のアレはなんだ?)
・ マトリックスを脅かすもの(サッカーとか?)には防衛活動により、自らの立場を守ろうとします。


小さい頃からなんとなく野球ファン、だけど球場には行かない、テレビは時々見る、近鉄がなくなるのはよくわからないけどとりあえず反対、楽天に期待、という典型的な『野球ファン』は、いまだに赤い液体に浸かった、飼われた人間なのです。醒めない夢を見て喜んでいる。



まあメディアが利益を上げるこの構図は野球に限った話ではないですが、ここまで長く続いた歴史や、社会に与えている負担が大きいことを考えると、プロ野球が最もマトリックス的であると思います。(俺から見れば、オリックスの赤字と、使われない高速道路の赤字と何が違うの?と思うよ。払われた税金を無駄遣いしてるか、無駄遣いして税金を少なく払うかの違いだけで)




ところで、映画マトリックスのクルーの中にも、
「俺は本当は赤い薬なんか飲みたくなかった!現実なんか知りたくなかった!」
と言って仲間を裏切り、マトリックスに戻ろうとする者がいます。


他人から与えられた価値観でなく、自分で物事を判断して生きていくのはそれなりの苦痛を伴います。
ましてや、自分が好きだった世界(古きよきパリーグとか)が、現実には興行として成り立っていない≒価値がないものだという現実、この世のからくりを知ってしまったら、拒絶反応を起こす人もいるでしょう。

視スレに出てくる荒らし(広義の防衛軍)も、もしかしたらそういう歴史を背負っているのかもしれません…。




井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外に何も興味がなかったから。

井の中の蛙は幸せでした。
井戸の外で何があっても関係なかったから。

そしてあなたも幸せでした。
井戸の外で何があったか知らなかったから。





僕も子供の頃は野球ファンでした。

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2005-07-03 19:32:50

19.メディア・マトリックス

テーマ:プロ野球視聴率問題

メディアが大衆コントロールをするのは、別にプロ野球に限った話ではありません。



かなり昔の話ですが、「米食偏重」の害が騒がれたことがありました。
「米を食べると頭が悪くなる」という情報が広く流され、「だからパンなどの小麦製品を多く食べましょう」という運動が起こりました。昭和30年代のことです。


「米を食べると馬鹿になる?」
http://macky.nifty.com/cgi-bin/htmldisp.cgi?M-ID=0430&FN=20050422200020


えっ?と思った人もいるでしょうが、当然そんなことは事実ではありません。

結局のところ、これはアメリカが日本に小麦を売りたいという思惑に基づいて行われたもののようです。そのために誤った情報を流し、メディアも無批判に垂れ流した。その結果日本の米の消費量は低下し、農業も先細りになった…、まあ、みんな乗せられて踊ってしまったわけですね。


当時の新聞の投書欄とかを見たことがあるのですが、

「『明日はテストだから朝食はパンにして』と息子に言われた。米食偏重の害もあるし、子供の将来のためにもパンを多く食べさせてやりたい。でも高価なので週に1回が限度。政府はもっとパンを安くするように…」

なんていう内容が平気で載っていて度肝を抜かれます。



別に、その結果として起こった米の消費量の低下、副菜主義、食料自給率の低下、などについて憤っているわけではありません。食料自給率は心配ですが、牛肉安くなってよかったよね。
ただ、今の時代の人から見れば、誤った情報に踊らされた当時の人々はどう映るでしょう。
やっぱり米食ってたからバカだったのかなあ…違う。




もっと最近の例。



93年に非自民連立政権が誕生したことがありました。
この選挙戦に大きな影響を与えていたのが、やはりメディアでした。

特に、テレビ朝日の椿貞良報道局長が、「『自民党政権の存続を絶対に阻止して、なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか』とデスクや編集者と話をしてそういう形で報道をまとめていた」と発言していたことがわかり、後日問題になりました。
特定の意図に基づいた偏向報道があったと思われ、選挙結果に影響を与えたと思われます。


それで、『日本新党』、『新党さきがけ』なんかが雨後のタケノコのごとく出現しました。



そういえば、その前の89年には『マドンナ旋風』なんて、中身のないオバサン議員がうじゃうじゃ湧いて出てきたこともありました。




どうすか、日本新党。マドンナ旋風。今から思うと。




ここではメディアの側を批判するのではなく、情報の受け手の側についての問題として考えたいと思います。



今になって振り返ると、『米を食べるとバカになる』とか、自称『マドンナ』議員とかはメディアが生み出した虚構の産物だったということは誰でもわかると思います。しかし当時、情報の洪水を浴びせられ、思考停止している人にとってはそれが真実になってしまう。
メディアの手によって、個人の中に虚構の現実が作り出されてしまうわけです。




こういう現象と、作られた『プロ野球人気』は非常に似ている。




このモデルについて考えてみて、有名なある映画を思い出しました。


「マトリックス」です。


知らない人は明日までに観ておいてください。



↓こちらから。(明日までにとどかねーよ)

ワーナー・ホーム・ビデオ
マトリックス 特別版
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2005-07-01 18:13:02

18.野球防衛軍②

テーマ:プロ野球視聴率問題

マスメディアが自分達のために大衆を煽る操作。
時代の変化からプロ野球や自分達のフィールドを守ろうとします。
これを「(野球)防衛活動」と呼びます。



日本テレビ・読売新聞にしてみたら、巨人戦関連事業は安定して収益を上げられていましたし、
朝日系列は高校野球、NHKは高校野球とメジャーリーグ、
フジテレビはヤクルト(を通して巨人戦)、TBSは横浜(を通して巨人戦)と、
各メディアが野球関連ビジネスに深く足を突っ込んでいました。




そして2001年、野球帝国の崩壊、テレビ視聴率の低下が始まります。




崩壊してもらっては困る。危機を敏感に感じ取った各メディアは、自分達のために野球を守る偏向報道を始めました。
いや、以前からやっていましたが、それをさらに強めました。
視聴率スレでいうところの「野球防衛軍」の誕生です。

しかし、時間経過とともに視聴率はどんどん下がっていきました。



会社、事業というのはどうしても、一度決めた方向を修正するのは難しい。上のほうで会議を開いて放送枠を変更したり、関連機関に根回しをしたり、解説者のクビを切ったり…。


野球の需要が消えたら、新しいスポーツや芸能の話題を作らなくてはいけない。その時はブームの盛り上げ方も、対象へのアプローチの仕方も全く違ったやり方になるでしょう。うまくいくかどうかも不確実です。


何より面倒くさい。楽をしたい。そんな大変なことにエネルギーを消費するよりは、「以前と同じ水準には戻るだろう」と楽観的に考えて経過観察、現状維持に走りたくなるのが心情でしょう。


現場に出ている人間はもっと深刻です。数字で冷酷に評価されますし、解説者なんか仕事がなくなったらおまんま食い上げです。何とか自分のフィールドを守ろうと、「サッカーは日本人に向いてない」「やっぱり野球は面白い!」とゆがんだ「防衛活動」を始めます。




しかし、その後も肝心かなめの『視聴率』は下がり続けていく…。




何にしろ、作られた野球人気というのは、メディアの側が、メディアの都合に基づいて、大衆を操作することによって生まれたわけです。

そして、大衆が思った方向に動いていないとなると、さらに強いコントロールをかけようと動きます。星野仙一が「サッカーなんか短パンで出来る下らないスポーツ」「(ベッカムに)あんなフリーキック赤星でも蹴れる」、大矢明彦が「(サッカー北朝鮮戦の日)えっ、そんなのやってたんですか?」と、さらに「防衛活動」が活発化します。



これまでのプロ野球の世界を維持するのに、必要なのは『視聴率』です。
それによってさまざまな利権が発生してきました。

しかし原因はいろいろあると思いますが、『視聴率』は下がり続けている。



もう誰が見ても、現状の野球帝国を維持できないのは明らかです。
別に(特定の一派を除いて)現状のプロ野球と運命を一蓮托生にする必要はないのですから、今からでも新たな分野の開拓、紙面の刷新などをすればいいと思う。(しているメディアもあります)
しかし楽をしたい、今の仕事を失いたくない、という気持ちが、自分達が変わるのではなく、大衆を操作して変えてやろう、という方向に向かってしまうようです。




ところで、こういった世論操作はエンターテインメント業界でだけ見られるものではありません。


(続く)


※ “野球防衛軍”の由来
もともとは、スポーツMAXの1コーナー。
冒頭で巨人戦の解説をたっぷりやり、「その他の試合」を一つのコーナーで流していた。
そのコーナーの名前を「野球防衛軍」と呼んでいた。

防衛軍バッジなるものも存在していた。

防衛軍バッジ
http://www.ctv.co.jp/announce/personal/quiz/2003/01/16/19.html
http://www.ntv.co.jp/sports/diary/020502_n.html

転じて、プロ野球終末期におけるメディアのプロ野球偏向報道を「(野球)防衛活動」
防衛に熱心な組織、個人を「野球防衛軍」と揶揄するようになった。


さらに転じ、野球板・視聴率スレにおける特定の意図を持った荒らしのことも指すようになる。
スレ住人が理論的に現在のプロ野球体制の矛盾、不自然さについて解説しても、思考停止し「サッカーよりマシ」と連呼し、コピペ荒らしで議論を中断させようとする勢力が存在し、広義の「防衛軍」と呼ばれるようになったが、最近は「野球脳」という便利な言葉に取って代わられつつある。

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2005-07-01 00:39:16

17.野球防衛軍①

テーマ:プロ野球視聴率問題

新聞、テレビをはじめとしたメディアが、幻の野球ファン、幻の野球人気を生み出しています。
でも、どうしてメディアはそんなことをするのでしょうか。


ここでは、プロ野球ムーブメント初期の話ではなく、末期(90年代~現在)についての話をします。




90年代まで、プロ野球中継は高視聴率を取れていました。
スポーツ新聞にも、特に今のような批判はなく売上をキープしていた。
野球とメディアの蜜月の時代です。



テレビ局にとっては、プロ野球中継は非常に魅力的なソフトでした。
慣れた中継技術を使って、十年一日のごとく目の前の試合を垂れ流して(メディア側に対する批判としてこの表現を使います)いれば、勝手に高視聴率が期待できたのですから。
そのため各テレビ局としては、放送枠の一定の部分はプロ野球中継で計算していたと思います。
制作だけでなく、編成や営業部門としてもありがたい存在だったでしょう。



スポーツ新聞としても、一定の構造に従って紙面を構成すればよかった。
試合展開やインタビューの構成、記事の起承転結など、ワンパターンな展開に従って盛り付ければいい。
仕事の内容も非常に慣れた、ルーチンワーク化していたのだと思います。


メディアはわざわざ知らない他の分野に手を出すこともなく、楽をしていたわけです。


まあ、当時は受け手もそれを望んでいたのでしょうから、別に悪いことではないのですが…。



また当時は試合中継やニュース番組で必要なので、「解説者」の需要が多かったと思います。
沢山の「評論家」「解説者」「ゲスト」などが、プロ野球事業の利権に食い込んできました。


プロ野球帝国によって、多くの人たちの生活が支えられていました。




そして2001年、野球帝国の崩壊が始まります。
テレビ視聴率の低下です。




日本テレビ・読売新聞にしてみたら、巨人戦関連事業は収益の柱になっていましたし、
朝日系列は高校野球、NHKは高校野球とメジャーリーグ、
フジテレビはヤクルト(を通して巨人戦)、TBSは横浜(を通して巨人戦)と、
各メディアが野球関連ビジネスに深く足を突っ込んでいました。



崩壊してもらっては困る。

危機を敏感に感じ取った各メディアは、自分達のために野球を守る偏向報道を始めました。

いや、以前からやっていましたが、それをさらに強めました。



視聴率スレでいうところの「野球防衛軍」の誕生です。



しかし、時間経過とともに視聴率はどんどん下がっていきました。



(続く)

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2005-06-29 21:25:27

16.消えた37万人

テーマ:プロ野球視聴率問題

『ファンはどこに消えた?』についてもう少し詳しく論じるために、プロ野球の観客動員数について語ります。




ご存知だと思いますが、去年までのプロ野球は観客動員を水増ししていました(今年も正確ではないですが…)。

しかも、ただごまかすだけではなく、定員の座席数より多い人数を発表する、という子供じみた水増しでした。



例えばダイエーが本拠地にしていた福岡ドームの定員は36643人、巨人の東京ドームは46314人です。
しかしダイエーは45000人、巨人は55000人と毎日のように発表していました。
そして以下の記事。


<ダイエーの観客動員数、史上最速の44試合目で200万人突破>
http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200407/bt2004070313.html
(本文は試合結果についてがメインの記事になっています)


定員一杯37000人が毎日入ったと見ても、44試合で163万人。
その差の37万人はどこに消えたのか?




ここでは、水増しの是非はこれ以上論じません。「主催者発表」の数字は野球に限らず、格闘技やディズニーランド、ジーコ解任デモ(…ごめん)など多くの場面で見られます。


問題なのはこういった数字の、メディアでの扱われ方です。

ダイエー球団の、毎年のように更新される「史上最速で観客動員○○人突破!」という発表、それを大々的に垂れ流す報道。メディアに携わる人間が、水増しを『知らない』のであれば無知ですし、知っているのに流しているなら、意図があってのものでしょう。



僕が一番印象に残っているのは、確か2001年?の出来事。ゴールデンウィークに東京ドームでの巨人戦と、国立競技場でのサッカーキリンカップが重なったことがありました。その日の夜、日テレのスポーツニュースで、


「今日も東京ドームは55000人、この日行われたスポーツの中で最も多くの人を集めました!」
「サッカーはちょっと少なかったですね」


という、アナウンサーと江川との会話。(サッカーは実数発表で53000人ぐらいだった)

サンデーモーニングなんかでも、張本あたりが
「Jリーグなんか観客減ってるじゃないですか!(←これは嘘)野球はパリーグだってお客さんが増えてるんですよ!(←これは水増し。もっとも、張本クラスだと天然かもしれないが)」
という発言で世論誘導をします。

そして、そこまで関心のない人たちに「ふ~ん、サッカーより野球の方が人気あるんだ…」というイメージを作っていく…。



『野球人気に死角なし!』アンケートですが、結果は多分捏造ではないと思います。メディアによる世論誘導の結果として、各種アンケート調査はプロ野球有利な結果が出るのでしょう。
しかしそんなアンケートの回答者が、自分で時間やお金を割いて見に行くか?というと、実際には(ほとんど)ファンではないのでスタジアムに足を運ばない。最近ではテレビすら見ない。




メディアが作った世間のイメージ。
アンケート調査や主催者発表の水増し観客数。
テレビ視聴率や(実)観客動員とは矛盾した結果です。
1リーグ反対運動と『交流戦面白いなあ』、各種アンケートと実際の人気の格差。


ダイエーの消えた観客37万人は、メディアが作り出した虚像の『ファン』なのです。




でも、メディアは何で、わざわざそんなことをするんだろう?

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2005-06-28 17:55:56

15.ファンはどこに消えた?

テーマ:プロ野球視聴率問題

プロ野球ファン、というのは実態のつかめない、亡霊のような存在です。


去年の近鉄合併騒動の際、
「2リーグ維持!」
「ファンの声を聞け!」
「パリーグにはパリーグの良さがある!」
という主張が(読売以外の)マスコミ上で多く見られました。


新聞紙面、テレビ、署名運動や選手会を巻き込んだ騒動などにおいて激しい主張が見られたのですが、最後まで、肝心の大阪ドームの観客は増えませんでした。


また、今年に入るとあっさり「新球団に期待!」と掌を返しています。



果たして、声を聞くべき「ファン」というのは何者なのでしょうか。





この間まで行われていたセ・パ交流戦。
巨人戦視聴率は過去最低だった昨年同時期よりも低下しました。

観客動員は実数がわかりませんが、ヤクルト社長の発言を聞くと決して増えていなかったようです。


<交流戦主催試合の平均観客動員は5000人近く減少>

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/jun/o20050627_70.htm


しかし、


「交流戦面白いなあ(報道ステーション)」
「交流戦が面白すぎます(報道ステーション)」
「交流戦は成功だった(NHKアンケート)」


という意見が多いんだそうです。


以前に2リーグ維持、パリーグにはパリーグの良さがある、と言っていた割には、すぐに違った意見が出てくる。



交流戦を面白がっていたのは、果たして誰?





視スレで時々出てくる、各種『野球人気に死角なし!』アンケート。代表的なものを一つ貼っておきます。
http://www.crs.or.jp/pdf/sports05.pdf

こういったアンケートでの『好きなプロスポーツ』では、プロ野球が毎年のように1位です。しかも他を大きく離している。それなのに視聴率や、(実際の)観客動員には反映されていません。メディアの扱いや、選手の年俸なんかでは確かに圧倒的ですが…。



ファンはどこに消えたのか?





この問題について次回、プロ野球の観客動員という側面から迫ってみたいと思います。

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2005-06-27 21:44:00

番外編:『A』追悼スペシャル

テーマ:プロ野球視聴率問題

今日は『清原・桑田友情物語2』をお届けする予定でしたが、予定を変更して『A』追悼スペシャルをお伝えします。



まずは、A視聴率全データをご覧下さい。



関東(関西)
4/17 *9.3% (*8.5) 19:58-20:54 NTV (新)A   
4/24 *8.7% (*5.8) 19:58-20:54 NTV A
5/01 *8.2% (*4.5) 19:58-20:54 NTV A
5/08 *8.8% (*6.5) 19:58-20:54 NTV A
5/15 10.3% (*7.2) 19:58-20:54 NTV A
5/22 *5.7% (*4.8) 20:08-21:04 NTV A ←野球延長
5/29 *8.3% (*5.9) 19:58-20:54 NTV A
6/05 *4.7% (*4.1) 20:08-21:04 NTV A ←野球延長
6/12 *6.7% (*5.0) 20:13-21:09 NTV A ←野球延長
6/19 *6.7% (*6.5) 19:58-20:54 NTV A
6/26 *6.7% (*3.8) 19:58-20:54 NTV (終)A


>打ち切りを決定的にしたのは、6月5日放送分が4・7%と番組の最低視聴率を記録し、
>久米が「もう降りたい。降ろさせてくれ」とスタッフに訴えたこと。久米本人がサジを
>投げたことで、局側は対応を迫られ、異例のスピードで打ち切りが決定したようだ。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200506/gt2005062103.html




このデータを見ると、野球の延長がなければ8%ぐらいだったんですよね…。それでもゴールデンタイムの番組としてはダメダメですが、野球延長によるダメージがなかったら、こんなに惨めな終わり方をすることもなかったでしょう。


Aの担当者としてはたまったもんじゃないですよね。自分の担当番組の視聴率については、それこそ真剣にチェックするはずです。自分の番組がペロ野球に潰されたんだなあ…と思って今頃はとても悔しい想いをしているでしょう。




ところで、前に稲増龍夫とかいう耳慣れない(すまん…)人の名前を出したことがあるかと思います。僕は大学時代に、この人のやっている自主ゼミというのを受けたことがあって、そこでポスト・ポストモダン時代や価値観の多様化が起こった世界でのエンターテインメント業界のあり方、というのを知った(ここでの話にかなり役立っています。大学時代はいろんなことに首を突っ込んでおくもんだ)のですが、そこにゲストとしてある人が来たことがありました。


Tプロデューサー。
電波少年などでおなじみの、土屋敏男さんです。当時でもずいぶん出世していたと思うのですが、その人がゼミにやって来て、下積み?時代の苦労話を話してくれました。

その時の話…。(記憶に頼って書くので、細部は正確でないかも)




T氏は日本テレビ入社後に制作を希望していましたが、意に反して編成に回されてしまったそうです。それでも、テレビ局に行くような人間はどうしても制作がやりたいのでしょう。ずーっと異動の希望を出し続け、3年後に念願かなってついに制作部に異動することになりました。


その時の仕事はワイドショーだったのですが、その番組が・・・大コケしたそうです。
その後、T氏は偉い人に呼び出されこう言われたそうです。



「明日から会社に出てこなくていい。お前は石橋貴明とマージャンをしてこい」



当時の日テレはフジに勝てない時代が続いていました。そのフジの看板番組がとんねるずの「みなさんのおかげです」(仮面ノリダーとか。懐かしい)だったため、日テレは何とかとんねるずを自局に引き込みたかったそうです。そこで、閑職になったT氏を石橋に張り付け、呼び出しがあったら飛んで行き、マージャンの相手をする…という業務命令を下したそうです。



本意ではなかったでしょうが、上には逆らえません。ポケベル?を握り締め、石橋からの呼び出しを待つ生活が半年ほど続きました。(この負け分って、経費として認めてくれるのかな)

そして、その末に石橋貴明が言った言葉・・・。



「ツッチー…。ツッチーの気持ちはよくわかったよ。だから、俺達と一緒に番組をやろう!」



ツッチー…タカさん…・゚・(ノД`)・゚・。

こうして出来たのが「とんねるずの生でダラダライカせて!」だったそうです。(ひでー名前だ)
その番組がヒットし、あの電波少年につながった、という話。
おそらくT氏と石橋の関係は永久に不滅でしょう。




さて、話は10年以上飛んで『A』のプロデューサーです。

クレジットを見ると『磯野太』という名前が最初に書いてある。彼には今後しばらく、苦難の人生が待っていることでしょう。しかし、もし彼が逆境をはね返し偉くなったら、野球防衛軍なんかにはならないでしょう。自分の被った謂われないとばっちりを理解した上で、馬鹿馬鹿しい野球防衛体制と決別する、世間の需要に基づいたメディアの姿を追求してくれるでしょう。


リンク先のCX日テレ渋谷 さんの過去ログを見ても、テレビ局の現場におけるプロ野球に対する反発はずいぶん大きくなってきているようです。「俺達に任せてくれればもっといい番組を作ってみせるのに」という気持ちが渦巻いているようです。ましてや、とばっちりで自分の番組の視聴率が下がった日には…。その人たちが偉くなったら、野球防衛報道は掌を返されるのではないでしょうか。

洗脳が解けるまであと少しです。



明日はちゃんと「野球ファンの正体」の続きを書きます…。

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