人気自慢は意味がない | プロ野球の視聴率を語るblog

人気自慢は意味がない

やはり、日本の国民スポーツは野球だった、と改めて感じた。
http://www.sanspo.com/column/news/090223/cla0902230500000-n1.htm
 
やはり、日本の国民スポーツは野球だった、と改めて感じた。宮崎で行われていたWBCの日本代表合宿は22日に終わったが、連日4万人を超えるファンが詰めかける大盛況だった。南国とはいえまだ2月。徹夜や早朝からの行列は体にこたえたと思うが、老いも若きも心から楽しんでいる様子がテレビのニュースでも伝わってきた。
 
同じ日本代表合宿でもサッカーではこうはいかない。ファンどころか、マスコミにも練習を非公開にすることも多い。FIFA世界ランキング37位でW杯はアジア予選を突破できるかどうかだが、こちら野球は連続世界一をかけてのスタート。ファンサービスもしっかりしていて、足が向くのも当然だろう。
 
先日、与謝野財務・経済財政担当相はGDPの大幅落ち込みについて「戦後最悪。戦後最大の危機」と表現した。3月決算期を迎え経済危機はより深刻化し、リストラも拡大して明日はどうやって生きようか、迷える人々がますます増えることが懸念される。まるで終戦直後のような時代背景。当時も国民を熱狂させたのは野球だった。
 
赤バットの川上、青バットの大下…。希望を失った時代に人々は野球に復興への光明を見いだした。いまはイチローや松坂をはじめとするスター軍団に、閉塞感打破の期待を託したのだろう。さらに長嶋茂雄氏というかつてのシンボルまでが激励にきたグラウンドで輝きを見せ、輪をかけた。
 
男性なら、誰もが一度はボールやバットを手にしたことがあるはずだ。そんな野球の国ニッポンの“先祖返り”のような現象。一歩下がってみれば空しさもあるが、たとえ、いっときでも心の中を温めてくれたことは間違いないようだ。(今村忠)

 

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えーと、みなさまお久しぶりです。

 

世間ではWBCが盛り上がってるのでしょうか?テレビを全く見なくなったのでよくわかりません。

 

いろいろと忙しくてさ…。

 

練習見学の人数水増しがひどくて引っ込みがつかなくったのは知っていますが、どこかにまとめないかな?

 

(薬球さんとか…、あと他国の辞退者リストとか。すげーことになってるよね…)

 

 

 

さて今回のネタ。

 

なぜ野球人気について触れるときは「『やっぱり』野球は面白い!」みたいに、

 

 

 もしかして…野球って人気ない?

 

→いやこの盛り上がりを見ろ!

 

→ほら、やっぱり野球は(以下略

 

 

みたいに、一度人気低下を認める形を取るのだろうか?という話はさておき。

 

 

 

野球にとっては、4年に一度の国際大会で人気自慢をしてもしょうがないんじゃないかな?

 

 

 

国際大会(WBCがちゃんとした国際大会なのかはさておき)は注目を集めるのは普通のことで、

 

その注目をどうやって利益(金銭的なとか、普及とかインフラ整備とか)につなげていくかの方が大事。

 

 

サッカーの話になってしまうけど、4年に一度のW杯本大会だけじゃなくて、

 

その予選とか強化試合もテレビ中継されて利益・普及に役立つということが、力の源泉になっている。

 

(強化試合については今後の中継は怪しい、このことは日本サッカーにとって曲がり角になると思う)

 

 

 

1998年に行われた、長野オリンピック。覚えてる?

 

あの頃はスピードスケートやら、スキーのジャンプやら。大人気だった。でも、

 

 

「やっぱり日本の国民スポーツはスキージャンプだった」

 

 

ってことに…ならなかったですよね。

 

 

プロ野球は今後も、ペナントレースの露出は減っていく一方だろうから、

 

もしかしたら4年に1度しか野球を見ない人も増えてくるかもしれない。

 

(いや、WBCという大会がずっと続く保証もないし…)

 

 

 

4年に一度の国際大会で人気自慢をしてもしょうがない。

 

つーか、移ろいやすい「人気」だけを自慢しても意味がない。

 

 

 

野球もWBCで盛り上がってるらしいということはわかるんだけど、それを業界にどう生かしてくかじゃなくて、

 

 

 

「やっぱり野球は大人気だぜ、サカ豚死亡www」

 

 

 

みたいに野球界の偉い人も思ってるんじゃないかと、他人事ながら心配です(嘘