土曜昼。大学時代からの友人ヨネに電話。
お互い、久しぶりの連休だ。
天気も最高、何かしなくちゃもったいないよなぁ‥
貧乏性二人のグダグダした話しの結論は、
「明日、鯛でも釣るか」
二人とも鯛釣りなんてしたこともなければ、
竿も仕掛けも持っていないのだけど、
春だし、縁起が良さそうだし、なんとなく鯛ということになった。
早速、船宿に連絡してみると、最近は釣り客が少ないから、
初心者でも船長がしっかり面倒を見てくれるとのこと。
それはつまり、
最近あまり釣れていないということでもあるのだが。

夕方。翌朝5時からの釣りに備えて、新幹線で熱海入り。
当日予約した民宿 青木へ。
6時に到着すると、すでに部屋には布団がひかれていた。
お茶を入れてもらいながら、
青木お婆ちゃんの孫の自慢話に30分付き合わされる。
いきなり無理を言って素泊まりさせてもらうのだから、
これも料金のうちだろう。
「いいお孫さんですねー」と、
100回くらい相槌をうったところでやっと開放。
街への坂を下って、熱海銀座へ。
寿司屋、寿し忠に飛びこみで入ってみる。
明日、食べれるからという超希望的観測のもと、
鯛だけには手を出さずに、
サザエ、アワビ、アジなどなど熱海の幸に舌鼓。
何を食べても新鮮。
コリコリとクチュクチュとあまりにも美味しくて、
焼酎を二本空けてしまう。酔っ払い二名完成。
出るはずもない温泉地パチスロに突っ込み、
小さな湯船を奪い合いながら風呂に入って、
翌日に備えて早寝。

鯛釣り?正直、めんどくさい。