8月9日:BRAHMAN 「尽未来際~開闢~」@下北沢SHELTER | 「はわわ団」の日々徒然ブログ

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今年結成20周年を迎えたBRAHMAN!


個人的には2000年に初めて彼らのライブを見て以来、未だに足を運び続けているバンドです。

そんなバンドのアニバーサリーイヤーに「尽未来際」と称された3つのライブ企画が発表されました。


まず8月に「尽未来際~開闢~」と称して都内3つのライブハウスにて開幕戦!

続いて「尽未来際~畏友~」。対バン形式の全国ツアーです。

そしてラストは11月14日、15日に幕張メッセにて開催される「尽未来際~尽未来祭~」となります。


これら全てのオープニングとなる8月9日(日)の下北沢SHELTER公演。

「尽未来際~開闢~」の3公演で行けるのは日程的にこの日だけだったのですが、

キャパ200人程度の会場なので絶対にチケットは取れないと思っていたら、先行抽選でまさかの当選!


そんなワケ(?)で行ってきました!



BRAHMAN 「尽未来際~開闢~」 w/小河原良太(JIGHEAD/ex.THE POGO)@下北沢SHELTER



激しいモッシュの渦に巻き込まれる事が必至のBRAHMANのライブ!

会場は逃げ場のない下北沢SHELTER!

そして自分は翌日5:00起きで出張の予定・・・


20周年企画の初日に参加出来るという昂揚感と

翌日についての一抹の不安を抱えて入場。


整理番号は100番台でしたが、始まれば関係ありません。

まぁまぁ前方に行けそうでしたが、やはり翌日の事を考えると、ここで怪我をするワケにはいかない為、

長年の経験から、この会場で激しいモッシュにあまり巻き込まれないであろう辺りで待機・・・(;´▽`A``




この日のオープニングアクトは小河原良太さんの弾き語りライブ。

JIGHEADの名前は知っていましたがライブは初見。


しゃがれた歌声が胸を打つ力強いブルース。

時に優しく、時に熱く、時に荒々しく聴かせるその歌声は緊張感をも併せ持ち、

BRAHMAN目当てのフロアもしっかりと惹きつけてくれたと思います。

初見の私も引き込まれるかのような印象を受けました。


MCで「BRAHMAN、20周年おめでとう。そういえば俺がやってるバンドも20周年」と言っていました。

やはり前述のような歌の説得力は、長いキャリアに裏打ちされたものなんだなぁ~と、納得。


弾き語りという事もありますが、BRAHMANの対バンでよくある、

ライブを見ないでずっとしゃべってる人もほとんどいなかったような気がしています・・・(;´▽`A``




そんなじっくりと聴かせる静かに熱いライブの後、客電が落ちていつものブルガリア民謡が流れると、

フロアは「まだ行けるのか?」という位の激しい圧縮が始まります!早くもヤバイ!


正に狂騒の中、メンバーが登場して奏でるイントロは「TONGFARR」!


そして、このゆったりとしたリズムに合わせてTOSHI-LOWさんが登場!


曲が始まると、とてつもない熱気とモッシュの中、オイコールとサビのシンガロング!絶叫ですわ!

もちろん自分も拳を握って思いっきり叫んできましたよ、トンファー!


このドラマティックな幕開けでアガらない人など、ここにはいない!(`・ω・´)キリッ

ライブはもういきなりクライマックスという感じでしたね、はい!



その後はオールドファンにはたまらない選曲のオンパレード!

尻上がりで加速していくようなバンドの衝動と熱気にフロアも激しすぎるモッシュとダイブで応え、

それがまたバンドに伝播して場内のボルテージは手が付けられない程に凄まじいものになって行きます!


この圧倒的なエネルギーを発散し続けるステージこそ、このバンドの真骨頂!


・・・当時、友人とBRAHMANのライブを見たあと、


「TOSHI-LOWさんはいつか本当にステージで死んじゃうかもね・・・」


と、真面目に語り合った日々を思い出しました。


あの頃の若さと衝動を命懸けでステージに叩きつけるようなBRAHMANを思い出して、

自分も何だか分からないけど興奮してしまいました。



震災以降の思いを語りかけるようになったBRAHMANも勿論大好きですが、

20周年のライブという事もあってか、当時のヒリヒリしたハードコアな衝動を

この日は思い出させてくれた気がします。



その後、中盤でまさかのMAKOTOさんのMC!Σ(・ω・ノ)ノ!


「尽未来際~開闢~」の今後の告知を行ったのですが、すぐにTOSHI-LOWさんより、


「以上、20年前のMCの完コピでした」


とのこと・・・(;´▽`A``



自分は後で知ったのですが、この日は何と!

日程、会場、対バン、セットリスト、そしてMC・・・全て20年前の完全再現ライブだったのです!



【セットリスト】


01. TONGFARR

02. SWAY

03. RESULT OF NEXT

04. GOIN' DOWN

05. BEYOND THE MOUNTAIN

06. 晴眼アルウチニ

07. GREAT HELP

08. FLYING SAUCER

09. ROOTS OF TREE

10. ARTMAN

11. SAME



従って、この日のライブは30分ちょいの全11曲で終了。勿論アンコールも無し。

時間だけ見るとちょっと物足りないところもあったかも知れませんが、

初期の楽曲が今も変わらない・・・いや、衝動はそのままにサウンドはより重厚になって

20年の時を越え、同じ日程、同じ会場で高らかに鳴り響いたのです!


何故、このバンドが「孤高のバンド」と云われるのか?その所以を見せつけられたような気がします。

そして、何より自らの20周年ライブでそれを圧倒的なパワーでやりきる姿勢にはただただ脱帽です。

この高揚感を20年前に味わった人はどれだけいるのだろうか・・・とか考えてしまいました。ひたすら羨ましい・・・



最後にノイズの狂騒の中でメンバーがステージ去った後、一人残ったTOSHI-LOWさん、


「20年前も今日も、たった30分のライブに命を懸ける、BRAHMANの21年目が始まりました!」


カッコよすぎだぜ、TOSHI-LOWさん!シビれた!




BRAHMAN・・・自分にとって21年目も特別なバンドだと改めて思いながら

終演後、フロア後方の物販に殺到する人達を横目に、ガクガクする膝で何とか階段を上がって、

外に出てからも、しばらく動けなかったのはここだけの話だ!(;´▽`A``