増毛町に行ってきました 【2日目】 | 北海道まるごとふるさとネットワーク

増毛町に行ってきました 【2日目】



北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町33


おはようございます。

なんとか4時に起きることができました。


こちら、増毛港よりお送りいたしております。

これから海老かご漁の水揚が始まりますよアップ


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町32

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町34


甘海老を傷つけないように、この赤いカゴで獲ります。



待つこと30分。

箱詰め作業の準備が整い、いよいよ水揚げ開始!


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町35

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町36


お~大漁アップ うまそ~アップ

烏賊もそうですが

活きがいいと透き通ってるんですねドキドキ




そして鮮度を落とさぬよう、間髪を入れず、箱詰め開始。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町39

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町37

甘海老がドワーッと流し入れられます。

さながら、海老なだれっべーっだ!


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町38


この後、8時にセリにかけられ

海老さんたちは全国へ飛び立って行きました。

増毛の甘海老は築地でも評価が高いそうですよ。





*********************



そして、石崎町長(右)から、増毛の魅力をたっぷり伺い・・・

(詳しくは別記事でどうぞ 月末UP予定です)


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町40


増毛の歴史を学ぶべく、

総合交流促進施設 元陣屋(もとじんや)へ。


ここは増毛の歴史を学ぶことができる総合施設。

画像や書物などの収蔵品もあります。


また、郷土資料室では、

幕末に秋田藩が築いたこの元陣屋が

北方警備の拠点として機能していた様子も

知ることができます。



雨野教育長にお話を伺いましたので

詳しくはVTRでご覧ください。(月末UP予定です)



北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町42


ニシン漁の様子。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町43


船いっぱいのニシン。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町44

.

ニシンを船から陸へ運ぶ、お母さんの像。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町45

背負ってるのは、こちらの道具。

上に飛び出ている部分は、

傾けて、ニシンをダダダーっと流し下ろす時の

首ガードだそうです。


小さいのは子供用。

漁師の息子だった社長も、背負って働いたそうです。



*********************




昨日に続き、増毛駅へ。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町47


こちらは、「旧旅館 富田屋」。

建築 昭和8年 木造3階建て。

※現在は民家です。



ニシン漁で栄えた、古い港町である

増毛の歴史的建造物群は

北海道遺産に登録されています。





映画「駅~STATION」で

「風待食堂」として

活躍した「多田商店」。


大正2(1913)年創業の雑貨店。

昭和6年発生の火災後に新築。

現在は、「風待食堂」の看板を掲げ、

観光案内所になっています。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町46




北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町48


港町といえば、猫。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町49

足にすり寄ってきました。なつっこいドキドキ


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町50


多田商店の犬。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町102


じっと睨みあう2匹。




なんか、2匹とも味があったので載せてみました。

番外編ということでグッド!



**********************




お昼は、「福よし」さんでお寿司。

港町の寿司は旨いです割り箸

こちらも詳しくはVTRでご覧ください。(月末UP予定です)


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町51

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町52




**********************




北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町54


再び港へ。


皆さん、今まで海老、海老言ってきましたが、

増毛の漁業は、甘海老だけではないのですよ。

それはホタテの稚貝の養殖!


3~4センチの大きさまで育てた稚貝を

オホーツクや東北へ出荷しています。


そう、名産地のホタテも元をたどれば増毛産ビックリマーク



北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町55

ホタテ部会長の横内さんにお話を伺ったんですが、

この出荷作業がなかなか大変なんだそうです。



作業としては




早朝、稚貝を海から引き揚げる(増毛にて)

 ↓

出荷(増毛にて)

 ↓

搬入(受け手、例えばオホーツクのどこかの漁協)

 ↓

その日のうちに養殖場所の海へ戻す(受け手)




こんな流れですが、ポイントは、


稚貝の命は時間勝負。



実はこれは、天候次第だそうです。

例えば、増毛側が引き上げの漁に出ることが出来ても、

受け手の海が時化ていたら,

運んだはいいが稚貝の行き場が無く、

死んでしまいます。ですので、

その日のうちの作業完了が必須です。


ですので、シーズンになると

両者は毎晩、夜中に連絡を取り合います。


明日は行けそうとの判断(横内さんのお仕事)がでたら

夜も明けきらない早朝の港に

助っ人も含んだ人々がどーっと集まり

出荷時間が遅れないよう、町民総出で頑張るそうです。



すごいですね。

出荷時の様子をビデオで観せていただきましたが

皆さん、手さばきの早いこと~目



しかし、裏にこんなご苦労があるとは知りませんでした。

ヘーヘーボタン(古いですね)を連打したい気分ですよ音譜音譜


***********************



さてさて、この2泊3日の旅。

お世話になっている宿は、

「オーベルジュましけ」さん。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町58

食のプロデュースはこの方。

ご存じ、三國清三シェフ。


その素晴らしいご活躍ぶりは、

ここで述べるまでもないでしょうニコニコ


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町59


ホテル内には三國シェフのコーナー。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町60


帝国ホテルの村上料理長にも師事されていました。


北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町61


私の気にいったエピソードをご紹介。

シェフがフランスへ修行にいったばかりの頃、

ホテルに泊まるお金が無くて、

毎日、浜辺で寝ていたとの事。



その時のシェフの言葉。


「お金がないんだもん、しょうがないっしょ!」


・・・なんという根性。

そしてなんという大らかさ。


増毛の厳しい大自然で育ったおかげで、

こういった根性がついたそうです。

また、新鮮な海の幸を食べて育ったので

良い味覚ができたともおっしゃっています。



その、世界に認められた三國シェフ曰く、


増毛の食材は世界に通用する!




・・・と、いう訳で、早速いただきま~す!ラブラブ



北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町62

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町63

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町64

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町65

北海道まるごとふるさとネットワーク-増毛町66


最高のお料理をともにさせていただいたのは、

インタビューでもお世話になった石崎町長、

國稀酒造の林社長。


もちろん乾杯は「國稀」です。

私はあまり(日本酒が)飲めないんですが、

(ごめんないさいあせる

それでも海の幸とのマリアージュが

とても良く感じられました。






明日は、その國稀酒造の歴史を探るべく

旧商家丸一本間家などを訪れます音譜