こちらが、根本堂です。↓
和様と唐様の折衷様式で単層入母屋造りのどっしりとしたお堂です。
毛利と尼子の戦いで毛利に焼き打ちにされたとき唯一難を免れた建物で国の重要文化財だそうです。
正面の石段を上り根本堂内に入ることができます。
御本尊は十一面観世音菩薩さまで、桧の一木造りの十一面四臂、
背丈は170㎝ほどの厄除けのカ観音さまだそうです。(秘仏)
また堂内には、たくさんの絵馬が飾られていました。
尼子十勇士↓
こちらは、この清水寺で一番古い絵馬だそうです。↓
この絵馬に描かれた馬 が夜になると田畑を荒らしていたので、和尚さんが筆でくつわを書き加え
杭に括りつけたそうです。
それ以後絵馬から抜けださないようになったそうです。
どこかでも同じような話を聞いたことがあるような・・・
こちらは弁慶とねじり桜だそうです。↓
弁慶が鰐淵寺の小僧だったとき、この清水寺に使いにきて返事を待つ間にねじった桜の木を
描いたものだそうです。
そのねじり桜がつい近年まで根本堂の前にあったそうです。
そしてこちらは魔除けの護符の『鬼大師』↓厄除けで知られる清水寺のお札となっているそうです。
根本堂の広い濡縁から堂内を・・・
まだ奥の三重塔には行っていませんでしたが、時間的な事で先に御朱印をいただくことにしました。
いただいた御朱印↓
中国観音霊場第二十八番札所 清水寺
その根本堂前には、回向柱も立っていました。
←思いっきり逆光
←撮れましたぁ
少し離れたところから回向柱と千年杉を ・・・これで大きさが表現できたかな?
こちらは、根本堂隣にある護摩堂祀られている不動明王と見返し不動明王・役行者です。
次は、奥にある三重塔の方へといってみることにしました。
その時、このような案内を発見!
『清水寺恋パワースポット巡り』 ・・・・なるほど、そんなんあるんだ。
こちらは根本堂の隣にある毘沙門堂↓
商売繁盛の神様である毘沙門天が祀られているそうです。
ここの御本尊は米子城主中村一忠公が米子の浜で毘沙門像を拾われ、その仏像を体内に
入れてつくられたと伝えられているそうです。
根本堂の裏手には小高いところに上れるようになっていました。↓
足場はやや悪かったのですが、上ってみると・・・そこには鐘楼がありました。
根本堂参拝後だったので、鐘は鳴らしませんでした。
鐘楼から少し下った所には薩雲若(そうにゃ)の池がありました。
あちこちからウシガエル (←未確認)のような声が聞こえてました。
ウシガエル なんてしばらく見かけてなかったから、なんとか写真に撮りたいと探してみます。
この写真↓の中にも大きなカエル が最低7匹写ってました。(←撮ってるときは全く気付かず)
カエルはココにいます↓
このカエル は、わかりやすいところにいてくれました。↓
そこからもう少し奥に歩くとある三重塔↓
近くへ行くにはこの石段を上ります。↓
こちらが三重塔↓
この三重塔は、山陰地方で唯一の塔なんだそうです。
総欅(ケヤキ)造りで相輪までの高さは33mあるそうです。
またこの三重塔は3階まで上ることができるそうですが、私たちが訪れた時はもう入り口の扉は
閉められていました。↓
軒下の装飾もとても見事に造られていました。↓
この三重塔からさらに奥に進むと展望台があるらしいのですが、私たちはここまでとしました。
三重塔から根本堂を・・・
根本堂前の大段々を上から ・・・もう参拝者はほぼ見当たりません。
大段々の横には、稲荷社が・・・↓
西日を浴びて青モミジ がとてもきれいでした。↓
大門までの参道を ・・・ここでも人影なし。
駐車場に到着したのは、16時40分でした。
このあともう1寺巡っておきたいお寺があったので、大急ぎで出発です。
幸い次の札所雲樹寺は車で5分ほどのところだったので、
納経の時間にはギリギリ間に合いそうですが・・・。
ブルーインパルス の撮影のしわ寄せが一気に来てしまいました。
⑮ 雲樹寺へつづく・・・。