闘病生活、最後の日(まじめな長文) | ゲームヲタクの脳内補完

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ほぼゲームの話しかしないと思います。時々マンガや人形(ドール、フィギュア)の話もしてます。

去年の5月からブログを始めて

今日まで欠かさず書いて来ました。

ほとんどゲームの話ばかりで

しかも、攻略ブログではないので
今どこまで進んだ、とか
今レベルがいくつになった、とか

読んでも、全く為にならない内容ばかりでしたが

少しでも面白いと思って下さる方がいたら嬉しい、と思っていました。


好きなゲームだったり
好きな人形だったり
好きな漫画だったり
好きなパチンコだったり

自分の好きな事をひたすら書いていたブログでした。
あえてそうしていましたが


私はずっと
病気で闘病中でした。

ブログを始めて、しばらくたった頃に

たまたまやった検査で、血液中にウィルスが検出されました。

医者はまるで
風邪ですね、とでも言うような軽い口調で

「C型肝炎ですね」

と言いました。

この病院では専門医がいないし、設備も整っていないので

紹介状を書くから、大きな病院に行ってくれ

そう言われました。

B型肝炎、という病気は
昔はインフルエンザの予防注射などを、同じ針を使いまわしていたそうで
それが原因でなる病気だそうですが
(かなり昔の話なので、私達の年代ではそういう事は無いそうです)


私がなったC型肝炎、というのは
血液感染する病気で
輸血などから感染するそうです。

私は以前、腎臓の病気で2ヶ月くらい入院していた事があり

その時、毎日輸血をしていました。

それが原因なのかはわかりませんが、とにかく

私は病人だ、と診断されたのです。


それから言われた通り
紹介状を持って大きな病院に行きました。

検査の結果

「ウィルスがとても強く、量も多い。一番治りにくいタイプ」

と診断されました。

しかし担当医は

「でも、キミはまず治るよ。医者だから絶対、とは言えないけど。でもキミは大丈夫ですよ。」

なぜですか、と聞くと

「若いから。」


え…そんな理由…?
と、若干不安になりましたが更にショックだったのは


病気を治す為の治療は、強い副作用が伴うという事。

貧血がおきる。
発熱する。
髪の毛が抜ける。
食欲が無くなる。
うつ病になる。
妊娠した場合、子供が障害者になる。
眼底出血がおこる。


これは、必ずなるというのではなく、可能性があるという話ですが

しかし、誓約書のような書類にサインをさせられました。

内容は
「当病院では、病気を治す為に全力を尽くしますが
結果について、どういう結果でも文句を言わないで下さい」

というような物でした。

そして医者に
「この副作用の可能性を踏まえた上で、治療をいつからするか考えて来て下さい」

と言われましたが
どうせやらなきゃ治らないんでしょ、と即決しました。


それから、毎週病院に来て

採血して、注射を打って、薬を飲むという治療が始まりました。


始めて1ヶ月くらいで、ウィルスの量は激減しました。

2ヶ月くらいで、未検出になりました。

副作用に関しても、ほとんど副作用が現れず

医者がビックリする程、ヘモグロビンや白血球の数値に変化がありませんでした。(減ると、治療が続けられなくなる)


「やっぱり、若いね。もっと年齢いってると、こうはいかないけどね」

と言われました。
治療を始めた時から、経過は順調だったのです。

病気になって、周りの人間がとてもよくわかりました。

「完治するの?」
「重病だよね」

という、無神経な事を平気で言う人。


「心配してるのよ」

と、ニヤニヤしながら楽しそうに話す人。

ひどい人になると
「心配してあげてんだよ。あたしって優しいでしょ」

と、あからさまに上辺だけの心配を自らバラす人もいました。


正直、周りはそういう人間が多かったので

話をする度、うんざりしました。

なので、あえて病気の話は避けていましたが

そういう人達は、他人の不幸話をネタに楽しみたい人達なので

いろいろ聞いて来ましたが、スルーしていました。

両親には、病気の話はしませんでした。

今でもしていませんし、するつもりもありません。

両親にこんな話をしたら、絶対泣かせてしまうのがわかっているから。


そして治療から一年がたち、今日が最後の日でした。

これからは、1ヶ月に一度検査に行きますが

治療は今日で終了しました。

書こうかどうしようか、迷いましたが

とりあえず病気は治ったという事で、めでたい話なので書きました。

病気になって感じたのは、病気の人に対する言葉は考えようという事ですかね。