知り合いの結婚で、披露宴や結婚式に出席された経験のある人は多いと思います。
そこの受付で名簿に名前を記述し、結婚祝いとしてご祝儀を受付の人に渡す場合が今は一般的でしょう。
このご祝儀を渡すときのマナーをちょっとご紹介してみたいと思います。
 
結婚祝いとしてご祝儀を受付の人に渡すときですが、受付のところまで行って直接カバンの中からご祝儀袋を取り出して渡すということをするのではなくて、あらかじめカバンの中から取り出しておき、袱紗と呼ばれる儀礼用の布、または小さい風呂敷などに包んでおきそこから取り出して渡すというのが一般的な礼儀として推奨されています。
 
ただし、袱紗というのは意外と若い人は持っていない場合が多いですよね。家の人に借りられるなら借りてきた方がいいと思うのですが、どうしても無い場合にはちょっとキレイなハンカチなどに包んで持って行ってもいいと思います。しかしこの先何かと使う場面が多くなると思いますのでひとつは持っていたほうが便利だと思いますよ。
 
しかし、若い人に限ってはそこまでこの礼儀にこだわらなくても、気持ちがこもっていれば十分ではないかと個人的には思うのですが、もし袱紗などが無い場合は受付で「裸で失礼ですが」とか一言添えるだけでも全然違うのではないかと思います。
しかしこれから色々と使うことになると思いますので若いからと安心せずに最低限のマナーは覚えておきましょうね。


ご祝儀袋の書き方も、毎回のように「どう書くんだっけ?」となってしまうものですよね。
 
だってご祝儀袋なんて結婚式がない限り書くことないですから。
簡易的な書き方ならご祝儀袋を買ったときに書き方の見本が入っているのでそれを参考にしてみてもいいと思います。
 


ご祝儀袋には水引があると思いますが、結婚式の場合には縁が結びっきりになるようにと「結びきり」のものを使用するようにしましょう。
 
ご祝儀袋にも種類はあります。あまりにも豪勢な袋に対して金額が少ないとバランスが悪いです。購入するときに大抵は対象金額が書いてあると思いますので、それを参考にして袋を買うようにすればいいと思います。
 
ご祝儀袋には名前や金額など字を書かなくてはいけません。この場合のマナーとしては毛筆やサインペン、筆ペンなどを使用するのが一般的です。ボールペンなどは失礼になりますのでやめましょう。
 
さらに字はどんなに下手でも自筆にしましょう。パソコンなどはもっての他です。自筆のほうがより心がこもって感じられます。
 
ご祝儀袋の名前の書き方ですが、袋の表側の下側中央に名前を書きます。
連名の場合は中央に代表者、その左側に向かって他の人の名前を書くようにしましょう。
 
さらに人数が多い場合は中央に代表者の名前を書きます。その左側に「他一同」と書きます。
これだけだと連盟にされている他の人の名前が分かりませんので、他の人の名前を書いた紙をご祝儀袋の中に入れておきましょう。


ナイスセンスな結婚祝いを贈ろう!

結婚式で包むご祝儀の金額には包んでいけない金額があるというのはご存知ですか?
 
例えば4とか6のように偶数の数字は「割れる」数字、二人が分かれてしまうことを連想させるような数字ですので、包んではいけないとか、4や9は「死ぬ」「苦しむ」のように語呂合わせで縁起が悪いような言葉を連想させてしまうので控えるとかというのが一般的な礼儀となっています。
 
ですから、1万円、3万円、5万円というように奇数の金額を包んであげるのが一般的なご祝儀のマナーとなります。
 
しかし、最近では同じ偶数の中でも2万円は「ペア」という意味もあるので、これはOKとして包んでいる場合が多いですし、失礼にはならない数字として認識されています。
実際に友達に送る際に2万円というのが今の主流の金額ではないかと思います。
 
また、気持ちの問題だとは思うのですが、例えば2万円を包むときに1万円札を2枚という偶数を渡すのではなく、1万円札1枚、5千円札2枚と言うように計3枚を包んで奇数にするという方法もありますので頭に入れておきましょう。
 
まぁ親兄弟などでは10万円というようにキリがいい数字を渡すことは珍しくないので、実はそんなにこだわらなくてもいいのかもしれませんが、参考程度に覚えておくと常識的な人だなと思われますよ。
 
また、ご祝儀などは地域によっても多少異なってくると思いますので、その地域の人に聞いてみるのが一番だと思います。