婚活刑事さくら（性格が悪いの巻2/3）

（性格が悪いの巻1/3）


当然、女子からの会話は唯一まともにお話しができる宮藤くんに集中。
そこにガンガン入り込んで、自分たちの自慢を繰り広げる
稲葉＆金田コンビ


自分たちは御給料を稼いでいるとか…
自分たちは実家が裕福だとか…
自分たちは趣味の世界でトップクラスだとか…





全部誰も聞いてないから…







挙句、宮藤くんが人気者だったのが気に入らなかったのか、
金田は軽く宮藤くんをバカにする発言を織り交ぜだす…





こうなると一番大人のまこちゃんですら、
もう目が全く笑ってないし

陽気なモンローなんて
携帯いじりだしっちゃってるし







一人が携帯いじりだしたら、全員携帯チェック。
運良く、以前一緒にゴルフに行った
居酒屋に誘ってくださいと言ってきた鈴木くんからメールが

「今、山口くんと横浜で飲んでるけど何してるの？」




となりにいた、まこちゃんに鈴木くんかが山口くんと飲んでるらしいよと言うと
「もうこっちに呼んじゃえば」





ナイスアイディア



しかし、場所が遠すぎた
その日は来てくれなかったけど、来週か再来週に3人で飲もうよとのお誘い。



おコンパ中に、目の前の男子をほったらかしにして、
堂々とぺこちゃんとまこちゃんと飲み会のスケジュール調整





予約の時間が終る迄はいるから、
お願い、もうそっとしておいて








しかし、
「えぇ～、そんなに飲み会ばっかりしてるの」




全くめげずに
わたしの携帯を覗き込みながら、
食い込んでくる稲葉＆金田コンビ


どーでもいいし、誰も二度と会う気もないのを良い事に、
女子全員満面の笑みで
「そうだね」







「俺たちもふだんむちゃくちゃ忙しいんだけど、
今日は頼まれてって感じだからさぁ～」



「だよねぇ～」





とっても負けず嫌いなお二人ですね









しかし、この会話のおかげで、女子の怒りは限界点へ…
普段お手洗いに二人揃っていったりしないのに、
わたしがお手洗いに行くというとついてきたまこちゃん

「もぉ～最悪すぎる小さい自慢ばっかでうんざり」



「そんなに忙しいならそっちに行ってだよね
こうなったら、どうにか恥ずかしい目にあわせてやりたい」



「二度と会いたくないしね」















その後は手のひらを返したように、彼らの話を大人しく聞きながら
「すごぉ～い」を連発する
まこ＆さくらコンビ。



気を良くして、わたしたちにやたら触ろうとする稲葉＆金田コンビ
必死にディフェンスしながら、反撃の瞬間を虎視眈々とねらう。
絶好のチャンスが来るまでは、耐えます耐えます
耐えま～～～～～～す















稲葉
「俺、仕事まかされてるからぁ～、
どこにでもデザイナー替えられるから、
使ってあげるよ。
名刺も交換しようよ」





チャンス到来（つづく）








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