セブンティーン・アゲイン 感想前半  原題:17 AGAIN | まろんぱんのあれ

セブンティーン・アゲイン 感想前半  原題:17 AGAIN

監督:バー・スティアーズ
製作総指揮:トビー・エメリッヒ 、マーク・カウフマン 、キース・ゴールドバーグ 、ジェイソン・バレット
脚本ジェイソン・フィラルディ
音楽:ロルフ・ケント
主演:ザック・エフロン(マイク・オドネル)、レスリー・マン(スカーレット・オドネル)、トーマス・レノン(ネッド・ゴールド)、ミシェル・トラクテンバーグ(マギー・オドネル)、スターリング・ナイト(アレックス・オドネル)、メロラ・ハーディン(ジェーン校長)、マシュー・ペリー(マイク・オドネル(大人))/etc


ストーリー
 高校時代バスケットボールのスター選手だったマイク(ザック・エフロン)。しかし恋人の妊娠を知り、全てを投げ出し結婚した。そして現在の彼は、うだつが上がらない37歳(マシュー・ペリー)。子供にも相手にされず、奥さんにも愛想をつかれ離婚寸前。そんな彼は自分の人生の選択が間違ったとぼやく日々。あるとき突然17歳の姿に戻ってしまう。そして彼は、高校時代からの親友であるネッド(トーマス・レイン)の息子として2度目の高校生活を始める。


まろんぱんのあれ-17again


 久々に家族愛について描かれた良い映画でした。パンフレットなど広告では、ザック・エフロンが大々的にでており、ハイスクールコメディの話と思われるかもしれません。37の大人が17歳の体になるというSFに良くありがちな設定を用いて、ハイスクールミュージカルで人気を博したザック・エフロンを主人公に迎え、何か普通のスクールコメディではないのではと宣伝で感じ鑑賞に行きました。また、私は元来あまりハイスクール系を好きではありません。が、思った通りに異なっていました。高校生の戻ったマイクを軸に自分達の家族を別の視点から見詰直し、そして絆を深めていく話です。なので、家族愛がこの映画のポイントでしょうか。なので、あまりスクールよりは家族に主点がおかれております。自分の子供達が通っている同じ高校に通っているので高校での話は多いですが、あくまで親目線。なので通常のスクールドラマのはちゃめちゃ系を期待すると外すかもしれません。


 コメディドラマで、笑いあり感動ありに仕上がっています。ブラックジョークなどもなく、綺麗なネタです。映画館の隣にいた女の子3人組もよく笑っておりました。特に、ネッドがいい味をだしているのです。まず彼はおたくです。家の中にはそういった品々が。そして耳もネルフみたいに尖らしていたりと最初から笑えます。また彼はソフトの開発で成功を収めお金持ちだったりもします。またマイクの話を中心にネッドの恋話も進行していきます。その展開がとっても笑えます。私は途中から脳内で主人公の軸が彼に移行してしまいましたから。で、どうにもこうにも面白いと思ったら、知識不足で申し訳ないのですが、ネッド役のトーマス・レノンはコメディアンだったのですね。道理でうまいわけです。その上、ナイトミュージアムの脚本なども手がけている。やっぱりこう綺麗なネタでお笑いをとるってとてもいいです。心から笑えます。万人におお勧めできる映画でした。


 あえて残念なのが、広告など宣伝では、最初に言ったスクールコメディーに見えてしまったことです。アメリカスクールコメディーを避ける方も多いのではないでしょうか。最近よくハリウッドはだめだとか言いますが、まずはこういった良い作品をうまく宣伝することが大事なのではないでしょうか。


結論
ポスターザックさんオンリーですけど、他の人の存在も忘れないで。


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