バンコック・デンジャラス 原題:BANGKOK DANGEROUS 前半 | まろんぱんのあれ

バンコック・デンジャラス 原題:BANGKOK DANGEROUS 前半

監督:オキサイド・パン 、ダニー・パン
製作総指揮:アンドリュー・フェッファー 、デレク・ドーチー 、デニス・オサリヴァン 、ベン・ウェイスブレン

脚本:ジェイソン・リッチマン
音楽:ブライアン・タイラー
字幕翻訳:川又勝利
主演:ニコラス・ケイジ(ジョー)、シャクリット・ヤムナーム(コン)、チャーリー・ヤン(フォン)、ペンワード・ハーマニー(オーム)/etc


ストーリー

 ジョー(ニコラス・ケイジ)は、凄腕の暗殺者。彼は暗殺に4つの厳しいルールを課し、100%の仕事をこなしていた。しかしそんな彼も暗殺の引き際を感じ、次のタイ首都バンコクでの4件の暗殺成功後に、引退を決意した。しかしそこで彼は重大なミスを犯してしまう。
キャッチフレーズ
暗殺成功率100%の男が犯した、1%のミス。衝撃のラストに、心を撃たれる。


まろんぱんのあれ-bangkokdangerous


 ニコラスケイジ主演ってことで見に行ってきました。感想を一言で言えば、90年代のアクション映画。なので、この映画のポイントはその辺を楽しめるか否かではないでしょうか。バイクアクションや水上の追いかけっこ、2丁拳銃など、まぁツボは抑えた作りになっています。CGも多少はありますが、ばりばりはありません。なので、CGばりばりの現代アクション好きには物足りないかもしれません。ストーリーもそんな感じで、別に目新しさなどはありません。まぁ、唯一現代風になっているのは、私は危機感を感じたキャッチフレーズでしょうか。えぇ、衝撃のラスト。もうこの言葉だけで、あぁやちゃった?って思うほかありません。実際もちっとうーん?って感じの最後でした。正直黄金パターンでも途中の過程などがすばらしければ、納得するんですけどね。それにこのラストに関してはニコラスケイジの素晴らしき演技のためかある程度は予想できる範囲でした。私が一番嫌だなって思ったラストになり、確かに衝撃のラストでした。しかしこういう孤独心を抱えた演技をさせたら彼ほどに似合う人はいないのはないでしょうか?もう哀愁がただよいまくりです。そのためなんだかんだで彼の演技によりほどよい映画に仕上がっているのではないでしょうか。


 またこの作品はR-15になっております。しかしそこまで変なシーンはないですね。なんか、無駄に少しグロイシーンを追加している感じでしょうか。そういったところをカットして全年齢になぜしなかったのか気になるところです。


 この作品は、この監督達、オキダイド&ダニー・パンのアジア時代の傑作である「レイン」のセルフ・リメイクしたものだそうです。大きな違いは主人公であるジョーがレインでは、耳が不自由であることです。その名残を残すため、本作品では、ヒロインが耳が不自由みたいです。うーーん、耳の不自由な暗殺者のほうがいい感じに思えてくるのは私だけでしょうかね。


結論 
やっぱり、ニコラスケイジは美女と野獣

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