ある公爵夫人の生涯とマリーアントワネットで思ったこと | まろんぱんのあれ

ある公爵夫人の生涯とマリーアントワネットで思ったこと

 まず、ある公爵夫人の生涯を見ようと思ったきっかけの一つに、私の大好きな作品の一つであるキルステイン・ダンスト主演のマリーアントワネットと比べてどうなのかと気になりました。


まろんぱんのあれ-マリーアントワネット

 それは両方作品ともアカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞しているからです。マリーアントワネットは女性監督のためか、とても衣装には拘りをもっており、その時代云々よりも、かわいさを重視しています。なのでその時代に無いもの、例えばカラフルのスニーカーも出したりと彩華やかでした。マリーアントワネットの可憐さを表現する方法だったのでしょうが、そこがとてもこの映画は印象的で、女性にとっては、見ているだけで幸せになれる感覚になれる映画でした。逆に時代に忠実な方が良い者にとっては、あまりの異端児的すぎ受け入れが難しかったのではないでしょうか。それに対して、ある公爵夫人の生涯は、華やかさに見せたいが、なるべく時代に忠実に再現することを主体としているという感じが見受けられました。


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 主人公であるデヴォンジャー公爵夫人は、その時代のファッションリーダー的な存在だったそうです。そのためいろいろと華やかな服装に変わっていきます。見ていてもうっとりするドレスのオンパレードです。周りの主演者たちも色々と変わっていきます。が、マリーアントワネットと較べて大きく異なった点は、エキストラ達の服装です。マリーアントワネットは例えエキストラであれ、色とりどりの服装を着せ、マリーアントワネットの心情を描写するのに一役かっていました。あまり見えないシーンでも手を抜いていない感じがしました。が、ある公爵夫人では、確かに社交場ではエキストラ系でも色々なドレスを着ておりました。が何気のないシーンだったりすると、ぱっとみからエキストラという感じがしました。まぁ時代背景を忠実に再現するため、このようにしたのだろうと思いますが、ちょっと残念でした。要するに、その時代のリアルを追求するか、全体のかわいさを追及するかの違いです。

 あともう一点気になったのがこの主人公達。キルステン・ダンストとキーラ・ナイトレイは二人とも170CMと長身だが前者は多少ふくよかなのに対して後者は細身のモデル的。細身過ぎてちょっとドレスにより多少違和感があった。ドレスよりも制服の方が似合っていました。それぞれの感性によって、違うとは思いますが、かわいいドレスはモデル的な人よりもふくよかな方のほうが似合うのではないでしょうか。外見的にはキーラーナイトレイのほうがすきなのですが、この比べた映画では、キルステン・ダンストの方がかわいく思えてしまった。

 私が思ったある公爵夫人の生涯で一番かわいかったのは、デヴォンジャー公爵夫人の母親役であるシャーロット・ランプリング。いやー、かわいい。60歳過ぎているのにかわいいドレスがにあっています。

まろんぱんのあれ-ある公爵夫人2


以上なことより、ストーリーを度外視しても、マリーアントワネットの方が全体的にかわいくよかった。