車麩の含め煮

先日の
日本人ご家族とのパーティーに作っていった
車麩の含め煮。

お麩というもの自体が
あまり馴染みのないものだった4人にとっては
「これ何?」って様子でした。

私の実家では
母が丸いお麩をよくお味噌汁に入れていて、

そのふわっふわな食感と
お口の中でじゅわっと潰れていく感じが
幼い頃からとても好きでした。

ただ、
お麩にもいろーんな種類があると知ったのは
まだ近年の話。

特に
去年通っていたマクロビオティックの教室では

こんなにいろいろな使い方があって
こんなにいろいろな味わいに変化して
こんなに便利な食材だったんだ

ってことを痛切に感じました。


教室で習って以来使ったことなくて、
でもミラノには絶対持って行きたいし
長持ちするからミラノ生活の終盤で使おう
と思って持ってきていました。

ということで
車麩レシピの第一弾は含め煮。

ちょっと私には油っこかったけれど、
ジュエリーデザイナーさんもうちのダンナさまも
美味しいと言ってたくさん食べてくれてました。



お麩を食べる習慣って
東海や中部地方で強いのかな?

今回のパーティーでも話題になった
『イタリアって国は一応あるけど、
 人も食べ物も考え方も地方毎に全然違う』
って話。

よくよく考えれば
日本だってそうだよね。

ただ人種がほぼ同一なだけで
風習も言葉も食べ物も考え方も地方それぞれ。

気候だって全然違うから
当然のことだとも思う。

だから
日本人に共通すると思われる『右へ倣え』精神は
きっとホントはしんどいんじゃないかな。




 

 材料
◯8-9人分
・車麩 ── 9枚
・ネギ ── 3本(150g)
・玉ねぎ ── 1.5個(250g)
・葛粉
・揚げ油
・昆布ダシ ── 600㏄
・塩 ── 3つまみ
・醤油 ── 大さじ4.5
 

 詳しい作り方
 
01
車麩を水で10分くらい戻して水気をよく切る。2等分して葛粉をまぶし、サッと揚げる。
02
鍋で玉ねぎ、ネギをよく炒め、昆布ダシを加える。
03
煮立ったら塩と醤油を加え、①の車麩を並べ入れて煮含める。