野手、投手の総括を書き、その後今後について的なものを書いていこうかなと・・・。


今季は野手を補強したにも関わらず、不振に陥り昨年の663得点から645得点と得点数が減った。ちなみに失点数も53増え、ピタゴラスの勝率は77勝85敗、昨年の85勝77敗から大きく落ちてしまった。



チーム打撃成績: .244/.311/.369/.680OPS 12HR 645R (全てリーグ12位)、117SB(リーグ8位)、 509BB(リーグ6位)、 平均年齢29,1歳



カート・スズキ 28歳

134G 460AB .237/.301/.385 14HR 44RBI 38BB 64SO 2SB 2CS -3DRS

今季も不振から抜け出せず、2年連続不本意な成績。8月に22試合で5HR、.892OPSとよく打ったものの、それ以外の月はOPSが7割台に1度も達すことがなかった。BABIPが2年続けて.240台と低いため、打力復活に期待したいが、大振りが目立って三振率が増えたのは心配。守備は相変わらず内部からの評価が高く、来年も期待できる。


ダリック・バートン 26歳

67G 236AB .212/.325/.267 0HR 21RBI 39BB 47SO 2SB 1CS 4DRS 4.5UZR/150 / 17G 61AB .197/.347/.230 0HR 4RBI 14BB 16SO

肩の怪我を庇いならが強行出場を続けた結果、大不振+送球難に陥りマイナー降格、そのままDL入りし、手術を受けた。抜群の選球眼を誇る選手だけに、来年の復調に期待。1Bはかなり選手が増えたものの、健康でいれば実力・性格的にもバートンがレギュラーの座を掴むことは確実視されている。


ジェマイル・ウィークス 24歳

97G 406AB .303/.340/.421 2HR 36RBI 21BB 62SO 22SB 11CS -3DRS -6.0UZR/150 / 45G 184AB .321/.417/.446 3HR 22RBI 29BB 32SO 10SB 4CS (AAA)

これまでマイナーでは怪我と中途半端な成績しか残せず期待外れ感があったものの、今季は絶好調で怪我もなく大活躍。シーズンを通じて安定した成績を残したが、1番打者としては四球数が少ないのが気になるところ。また、盗塁失敗の多さや守備でも前任のエリスと比べるとまだまだ未熟。来年はメジャーでフルシーズンレギュラーとして起用される予定のため、真価が問われる。


クリフ・ペニントン 27歳

148G 515AB .264/.319/.369 8HR 58RBI 42BB 104SO 14SB 9CS -7DRS -6.1UZR/150

6月まで76試合で.609OPSと最低の成績だったが、7月から調子を上げてその後の68試合では.290/.344/.427と好成績。未だにマイナー時代期待された選球眼が発揮できておらず、盗塁阻止率も昨年から大幅に低下。さらに守備でも凡ミスをシーズン最後まで連発し、長い目で見れば期待外れに終わった。トッププロスペクトのグリーンがCFへ転向したため来年も開幕はレギュラーとして迎えるだろうが、もしソガードが打ってペニントンが打たなければレギュラーを剥奪されるだろう。レギュラーとして出場し続けるために、ペニントンにとって来年は重要な年となるだろう。


スコット・サイズモア 26歳

93G 305AB .249/.345/.433 11HR 52RBI 43BB 93SO 4SB 2CS -13DRS -11.7UZR/150 (3B) / 17G 63AB .222/.329/.238 0HR 4RBI 10BB 19SO 1SB 1CS (DET) / 32G 106AB .368/.485/.557 (AAA)

シーズン途中で加入し、3Bのレギュラーとして最後まで出場した。選球眼と長打力こそあるものの、三振が多すぎるのと守備があまりにも下手なので来季は不透明。また、3Bにしては打撃力不足で、守備力を考えると昨年のクーズのほうがマシかなとも思えるくらいなため、せめて.800OPSくらいは打ってほしいところ。ちなみに2Bの守備では平均以上の数字を残している。


ジョシュ・ウィリングハム 32歳 

136G 488AB .246/.332/.477 29HR 98RBI 56BB 150SO 4SB 1CS 0DRS -10.2UZR/150

7月上旬にDLから復帰してから71G .259/.353/.537と打ちまくり自己最多のHR&RBIも、自己最悪のAVG、OBP、OPS、SO%を記録。ただ、ホームで.874OPSを記録した打撃力はかなり期待ができ、今後2~3年はこれまで通りの成績を残すことができるはず。不安要素があるとしたら持病のヘルニアを始めたとした怪我で、毎年DL入りしている。


ココ・クリスプ 32歳

136G 531AB .264/.314/.379 8HR 54RBI 41BB 65SO 49SB 9CS 0UZR -6.7UZR/150

07年以来最多の出場数を記録し、盗塁王を獲得したものの成績は期待外れで、75試合出場に終わった昨年の方が貢献度は高かった(WARが2.9→2.1)。自慢の守備力もDRSが9から0と大きく低下し、攻守に渡って精彩を欠いた年となった。


デイビッド・デヘイスース 32歳

131G 442AB .240/.323/.376 10HR 46RBI 45BB 87SO 4SB 3CS 10DRS 10.1UZR/150 (主にRF)

今季はキャリアワーストの三振数をマークするなど、シーズンを通じて復調することなく、「今季は本当の俺じゃなかった」と本人が話すように自己最悪の成績に終わった。ただ、今季は打率が極端に低かっただけでまずまずの選球眼とまずまずの長打力は健在だったため、復調する可能性は高いと見ていいはず。また、守備力もあるためレギュラーとして使ってくれる球団はあるだろう。しかしながら左から全く打てなくなったのは不安。


松井秀樹 37歳

141G 517AB .251/.321/.375 12HR 72RBI 56BB 84SO 1SB 1CS 0DRS -3.5UZR/150 (232Inn)

7月15日から9月9日の49試合に限れば.338/.390/.503と文句なしの成績も、それ以外で全く打てずにシーズンのOPSが.696とキャリアワーストを1割近く下回り、期待外れの成績に。左から打ち、守備も少しながらこなし、3年続けて140試合以上に出場したのはアピールポイントになるだろうが、果たして来年はどうなるか。



コナー・ジャクソン 29歳 

102G 333AB .249/.315/.342 4HR 38RBI 30BB 50SO / 12G 19AB .158/.227/.316 1HR 5RBI 2BB 3SO 1DRS -3.8UZE/150 (OF) -4DRS 1.3UZR/150 (1B)

前半と後半の開幕直後こそはよく打ったが、他の月では全く打てずにトレードで放出、BOSでは全く力になれず、完全復活を目指した今季は残念なシーズンに終わった。また、得意としていた左も打てなくなってしまい、アピールポイントが全くなるなくという事態にも陥り、来年はメジャー契約がもらえれば上出来化。06年から3年連続OPS8割をクリアしたが、ここ3年は6割台以下で、怪我にも悩まされている。



ライアン・スウィーニー 26歳

108G 264AB .265/.346/.341 1HR 25RBI 33BB 48SO 1SB -1DRS -6.5UZR/150 (OF)

今季は第5の控え選手からスタートし、好調時はよく打ったものの、期待外れのシーズンとなった。バートン同様肩に怪我を抱えてたのが原因なのか、長打力がまたも低下し、守備も平均以下。マイナー時代から期待されていた長打力が全く伸びない以上、巧打と守備を売りにしていかないといけない選手だけにこの成績は残念。また、苦手としていた左からは44打数7安打とさらに打てなくなった。



マーク・エリス 33歳

62G 217AB .217/.253/.290 1HR 16RBI 8BB 32SO 7SB 2CS (A's) / 70G 263AB .274/.317/.392 6HR 25RBI 14BB 43SO 7SB 3CS (COL) 10DRS 6.7UZR/150

A'sではキャリアワーストの成績に終わり、COL移籍後多少持ち直したものの、シーズン成績はキャリアワーストを記録。ただ、守備力は相変わらずトップクラスのため年俸は下がったとしてもまだレギュラーとして拾ってくれる球団はあるだろう。ちなみに、06年の地区優勝を経験した野手が今季のメンバーでエリスだけだったため、これで0人に(投手はハーデンだけ)。


ブランドン・アレン 25歳

41G 146AB .205/.259/.356 3HR 11RBI 11BB 55SO 2SB (A's) / 11G 29AB .172/.351/.483 3HR 7RBI 7BB 13SO 1SB (ARI) 1DRS 5.1UZR/150 / 93G 344AB .299/.413/.578 21HR 72RBI 66BB 101SO 7SB 4CS (AAA)

加入後最初の14試合で.346/.375/.692、18安打10長打をマークも、その後27試合94打数で.128/.196/.170 41SOとなぜレギュラーで起用され続けたのか分からないくらい打てなくなり、シーズンを終えた。左を苦手にしていて、53打数8安打19三振と全く歯が立たず。守備は開脚が出来てそれなりに良いものの、バートンと比べると論外。とにかくこのままではどうにもならいが、まずは「元トッププロスペクトたち」によるメジャー枠争いを制さないといけない。



ケビン・クーズマノフ 30歳

46G 136AB .221/.262/.353 4HR 17RBI 8BB 27SO 2SB (A's) / 27G 98AB .255/.315/.398 3HR 16RBI 4BB 19SO (COL) -4DRS 1.4UZR/150 / 61G 262AB .302/.341/.550 13HR 58RBI 11BB 36SO 1SB 1CS (AAA)

開幕から全く打てず、5月に復調の兆しを見せていたがマイナー降格。8月下旬にCOLへ移籍し、少しながら打ったもののシーズン終了後に40人枠を外され、FAとなった。こちらも他のA'sの選手同様、守備力が今季は大きく落ちた。打撃成績もこれで4年連続低下し、来年はマイナー契約か。今季唯一頑張ったと言えばサクラメントの優勝に貢献したことくらいか。



ランドン・パウル 29歳

36G 110AB .171/.246/.225 1HR 4RBI 11BB 32SO 3DRS / 12G 46AB .283/.377/.348 1HR 5RBI 7BB 9SO (AAA)

今季は大不振でマイナー降格を味わうなど苦しいシーズンに。選球眼、パワーを期待された選手だったものの、この成績では来年の開幕メジャーはかなり厳しいだろう。守備こそ投手陣からの評価は高いが、いかんせん打撃がひどすぎる。



アンディ・ラローチ 28歳
40G 93AB .247/.320/.333 0HR 5RBI 8BB 19SO / 54G 197AB .254/.335/.376 4HR 27RBI 19BB 24SO 3SB 2CS (AAA)

元トッププロスペクトだが、結局A'sでも才能開花せず。4月こそ活躍したものの、その後打てなくなり、DFAされた。守備はまずまずだが、打撃がこれだとどうしようもない。特にこれまではマイナーでは確実に打てていたのが打てなくなっており、これはかなりの痛手。



エリック・ソガード 25歳

27G 70AB .200/.243/.329 2HR 4RBI 4BB 13SO / 79G 315AB .298/.381/.410 5HR 37RBI 40BB 34SO 13SB 3CS

2年連続でAAAで好成績を残し、マイナーではもう何もすることのない選手。守備力もSSにコンバートされたが無難にこなし、選球眼とともに高いレベルを誇っている。あとは経験を積むだけだが、果たしてA'sでなのか他球団でなのか。とりあえずAAAに置いておくようなレベルの選手ではないのは確か。



アダム・ロザレス 28歳

24G 61AB .098/.162/.197 2HR 8RBI 4BB 13SO / 40G 147AB .265/.323/.374 3HR 22RBI 13BB 32SO 1SB 1CS (AAA)

今季はやはり足の怪我の影響が大きかったのか、最初から最後まで全く打てずにシーズンを終えた。ただパワー、肩は全く衰えておらず、来年はユーティリティとして10年のような活躍を期待したいところ。



クリス・カーター 25歳

15G 44AB .136/.174/.136 2BB 20SO / 81G 320AB .278/.371/.544 21HR 79RBI 46BB 93SO 5SB 1CS (AAA)

2年続けてメジャーでは三振を量産しただけに終わったが、ソガード同様AAAでやるべきことはもうない。守備は相変わらず悪いため、来年からDHをやるんじゃないかという声もあるが、果たしてどうなるか。パワーだけはチームトップクラスだけに、とりあえず出番だけは開幕から与えてほしいところ。



マイケル・テイラー 26歳

11G 30AB .200/.314/.300 1HR 1RBI 5BB 11SO / 93G 349AB .272/.360/.456 16HR 64RBI 46BB 80SO 14SB 5CS

昨年の大不振から抜け出し、メジャー昇格を果たしたものの、アピールはあまりできず。マイナーでは長打力が戻り、まずまずの成績を収めた。全体的に平均より少し上のツールを備えた選手なのでこのくらいの成績が本来の姿なのかもしれないが、来年の起用法が気になるところ。



アンソニー・リッカー 28歳

5G 17AB .176/.333/.235 4BB 7SO / 99G 345AB .287/.388/.501 16HR 48RBI 56BB 81SO (AAA)

マイナーでキャリア最高の成績を残してメジャー初昇格も、わずか5試合の出場で終了。来季の控え捕手の座はドナルドソンかリッカーとなるだろうが、年齢的にリッカーがやや不利か。

ジェイ・ミラー 26歳

7G 12AB .250/.250/.500 1HR 2RBI 5SO / 110G 410AB .276/.368/.588 32HR 88RBI 54BB 179SO 16SB (AAA)

今季は開幕直後からマイナーで長打と三振を鬼のように量産したものの、9月までお呼びがかからず。ようやく昇格したが、出番があまりなく、結局メジャーで試合には出れない&マイナーのプレーオフにも出場できないでとんだ災難となった。ただ、シーズン最終戦ではライト方向へ2ランHRを放ち、ジオに16勝目をプレゼント。




次は投手、そして来季についてを書いていこうかなと思っています。



日本の大学はどうなっているのか知りませんが、こっちは授業がシラバス通りに進むなんてことがまずないため、テストの予定がずれて毎週最低1個はテストがあるような状態です(1週間に何個もあるよりマシですが・・・)。そのため、少しずつ書き溜めしながら1つの記事を書いています。とりあえずA'sとFLAのシーズン総括は今月中には終わるはずなのでよろしくお願いします。