先日急逝されました佐藤博さんのご実家のお寺にお参りに行って来ました。

佐藤さんの弟さんがご住職をされている円徳寺さん、街中にあるのに大通り
から少し入っているせいか、すごく静かな佇まいの雰囲気のあるお寺でした。
事前にお電話をして参りました、是非お焼香をというお言葉を頂き。

本日、お昼にお伺いし、ご住職の奥様と思われる方が「〇〇さんですか?
お待ちしていました」と仰り、中にお招き頂きました。「間も無く住職も帰り
ますので」と言われ、お堂へ。
お堂の左にひっそりと佐藤さんはいらっしゃいました。
笑顔満面の佐藤博さんの遺影でした。
遺影を見ながらお焼香をさせて頂いているとそこへご住職の弟さんがお戻り
になられました。

『お焼香して頂きましたか?もし宜しければお茶菓子でもどうぞ』とお言葉を
頂戴し、お焼香をして直ぐに帰るつもりでしたが、ご住職のそのお言葉に
すっかり厚かましく上がらせて頂き、ご住職とそこから佐藤博さんのお話を
延々30分ほどさせて頂きました。

ご住職は、このような最期なのではと感じられていたようで、凄く穏やかな
お顔で佐藤博さんの話をされました。本当に自慢のお兄さんだったのだと
確信しました。
私もなかなか聞けないお話を伺い、多忙な音楽家の日常と佐藤博さんの
人と為りを少し垣間見れた感じがしました。

細野治臣さんとの話、山下達郎さんの追悼特集を聞かれたという話、角松
敏生
さんが佐藤さんをすごく慕っていたという話、ご住職が作製に携わった
ある楽曲の話、亡くなられる少し前の今年の夏の
出来事、今後の佐藤さん
の楽曲を守るため佐藤さんの娘さんが頑張られて
いる話など、短い時間で
したが本当に沢山のお話をしました。


こんな一ファンにもご丁寧に対応頂いたご住職と奥様のお人柄、素晴らしい
と思いました。本当に有り難うございました。またお参りに来ますと申し上げ
て帰って参りました。

僅かな時間でしたが、佐藤さんが近くに感じられた幸せな時間でもありました。
絶対また参りに行きたいと思います。そしてまたご住職と佐藤さんのお話を
もっとしたいと思いました。

では、弟のご住職が佐藤博さんのピアノで一番好きと仰っていたこの曲を。
細野晴臣  はらいそ PV

そして、私が好きな佐藤さんのピアノはこの曲です。
角松敏生 I need you


合掌。