二度目のモデルナ接種後、およそ半日くらいで巷間の噂通り発熱したが、体温8度5分を計測するも全く苦痛がなかった。


なるほど病気の時とは発熱の意味が違うようで、苦しくて寝込むどころか、むしろ体感はハイ状態。

まさに今、体が進化しているところなんだ!と思い込むことで、気分もハイになった。これってプラセボ(プラシーボ)か?


解熱用にロキソニンを準備してはいたが、このハイモードを終わらせるのが勿体ないので敢えて服用せず、あたかもサウナあがりのごとき灼熱の体躯を土日の室内に意味もなくうろつかせて、時折は歌など口ずさんで、落ち着かない時間を過ごした。


酔っぱらいとあまり変わらない。


願わくは3回目が打ちたいものである。



※今回から講義です。



「カマド」



かまどの漢字は2つあって、


竈 かまど
  ソウ

爨 かまど 
  かし-ぐ
  サン


…覚えにくい形をしているな、爨



日本語で飯炊き女のことを言う「おさんどん」という死語があるが、漢字では
「お爨どん」


また、四字熟語
「三世一爨」(さんせいいっさん)
とは、三世帯が同居すること。

三世帯住宅のことか?

「唐書」に出てくるくらい古い言葉だから、昔も今と似たような生活風景があったのだろう。



一方の「竈」

「竈突」(そうとつ)

これは見て分かる通り、カマドの煙突のこと。

「竈突未だ黔まず」(そうとつ、いまだくろまず)

これは新居に移って間もないこと



これと似てる言葉で

「孔席(こうせき)暖まらず、墨突(ぼくとつ)黔(くろ)まず」

というのがあって、道徳を説くのに天下を周遊し、孔子の席は暖まる暇も、墨子の家の煙突は黒くなる暇も無かった、というような意味。
二人とも忙しかったのだ。


さて、これらに出てくる


黔 ケン くろ-い


主に人名、地名に使われることが多い漢字。

字義は厳密には黄ばんだ黒色らしい。どうでもいいけど。


「黔首」(けんしゅ)

とは黒い頭、転じて人民・衆民のことを指す。
漢検1級では常連の熟語?


時に侮蔑の意をこめて

「黔愚」(けんぐ)

と呼ばれることもあったそうな。


怒れ人民!




…番外編です。


我々が普段使わない言葉に

「草莽之臣(そうもうのしん)」

というのがある。

官職に就かず草に埋もれた在野の人を指す、孟子に出てくる四字熟語。



さて、筆者が現住所に住み始めたのは十数年前。
今でもコンビニは最寄のローソンを多用している。セブンは行かん。


と言うのも、当時からこの店には美人店員がいて、いまだに在籍している。

独身なのか、または店長夫人なのか不明。
どちらもありえる。

名前はYさん。

もう40歳近いんじゃないか?でもまだ美人。

ハロプロの真野恵里菜が歳を重ねるとこうなる、てな感じの美貌。

(参考画像↓)





こういう人がアイドルにはならずに野に埋もれて、つまり草莽として筆者の身近にいるのはありがたい。

…こういう時に「草莽」を使っていいのかどうか。孟子が泣く。


てなわけで、出勤前にはわざわざ遠回りしてローソンで飲み物を買って行く筆者。


もっとも毎日に店にいるわけではない。
店長夫人説が弱まる要因でもある。
(←独身への希望的観測)


筆者はYさんに会えるかどうかを、今日の占いとして試しているのだ。


つまり

10年以上にもなるのにシフトを把握していない!


まあ、アイドルは手が届かないくらいが良いのだ。