今日でやっと 午後のお役所検診が終わった。




はぁぁぁぁ~~・・・・


大人数で 疲れた。






でも、「今日で終わり! 今日で終わり!」



そうつぶやきながら、午後からも心電図を録っていた





ラストのお客様



「〇村△×」






〇村・・・・・





17歳の時、初めて付き合った彼のお姉さまだった






彼は3歳年上



すれ違いだったが、同じ高校の卒業生





高校時代、土日だけ喫茶店でアルバイトをしていた



専門学生が 常連の喫茶店



彼は そこの常連だった





とあるきっかけで、その常連さんと仲良くなった




ボーリングをしに行ったり


ドライブをしたり・・・・・





高校生のわたしには、専門学生のみなさんは 大人だった






彼は優しかった


とてもいい人だった





あの頃は、純情だったので(今もだがwww)




結婚するまでは 処女でいよう。


そして 新婚初夜の夜に 三つ指を突いて


『ふつつかものですが、どうぞよろしくお願いします』



本気で そう考えていた  ← 今もだよ?www







高校時代は みだらなことはしなかった ←マジで





わたしは 高校を卒業して、東京のコスプレ学校に入学し


彼は 専門学校を卒業し、札幌でシステム関係の会社に就職した





遠距離恋愛が続いた




そして あと数日で 丸三年目を迎えようとした 20歳の時、別れた。




夏休みに入る1ヶ月間、毎日泣いていた




自炊の、2人部屋の寮生活だったが


同室の友人に、毎日毎日 彼との楽しかったこと、


別れてつらい気持ちを愚痴り


泣いていた





夏休みは 両親が気を使って、行ったことのない函館まで


ドライブに連れて行ってくれるほど 落ち込んだ







実は 学校が休みになる終業式は 土曜日だった


寮生は、月曜日の午前中まで、居ることができた




両親には、「月曜日の午前中まで寮にいる」と嘘をついて


土曜日の終業式が終わったら、そのまま羽田へ向かい


彼の家に泊まっていた






優しかった彼




どうやら 遠距離恋愛に耐え切れず、地元で好きな人が出来たらしい





別れたそのときの夏休みに入る終業式




いつものように 土曜日に帰り、彼の部屋へ向かった





合鍵を返すため




そして、あわよくば 復縁したかったため






一晩話し合ったけど



ずーーと泣いて 話し合ったけど





結局やり直すことは 出来なかった





日曜日



大きな荷物を持って 玄関で言った



「もし実家に帰って来たら、逢いに来てね。


待ってるから。」




そういって、彼の部屋の玄関を閉めた



ダーダー 涙を流しながら・・・・・・







パタン・・・・。



ドアが閉まり、ドアノブを離した途端


我に返った






「あたし・・・・・。なんで こんなに泣いてるんだろう」





地下鉄の駅まで スキップをして帰った




南郷7丁目駅は 未だに嫌な思いが甦る






いや、彼がキライだったんじゃない



彼は優しかった



本当に 優しかった






大好きだった



初めて 付き合って、 そのまま結婚するもんだと信じていた








そのとき嫌だったのは 自分の行動





どんなに自分が 相手のことを想っていても


相手の気持ちが 離れてしまったのなら もうどうしようもないことだ





それを 未練がましく、迫ってしまった 自分の行動





みっともないとさげすんでいたのに、やってしまった自分







でも、実家に帰ってからは、 落ち込んだんだよな








彼と別れてから、 4ヵ月後に彼氏が出来た(笑)


代官山住みの彼。





付き合った中では 後にも先にも 初めての年下



年下は、全く興味が無かったのだ





まぁ 年下彼は 置いておこう(笑)


また何かの機会に・・・・・・  ね(笑)








初めての彼のお姉さん



実は、この会社に勤めてから、彼のお姉さんだとずっと知っていた








昨年まで そ知らぬふりをしていたのに



なぜか 今年は 声を掛けてしまった






「失礼ですが、弟さん いらっしゃいますよね?」



「ハイ、居ます。〇〇ですけど」


「同級生ですか?」


「いえ・・・。 かなーり昔、仲良くさせてもらいました」


「そうですかぁ」


「元気ですか? まだ札幌にいらっしゃるのですか?」


「はい。札幌です。就職してずっと同じ会社です」


「結婚されたんですか?」


「はい。結婚しました」


「お子さんは いらっしゃるのですか?」


「いいえ~。子供は居ないんです」


「そうでしたか。〇〇さん、優しい方ですよね?」


「そうですかー?家族には優しくないですよ!」


「いえ、優しいですよ~」


「優しくないですよ~」









〇十年前の 彼を思い出した




彼は、優しかった




彼は 優しかったんだよ












・・・・・・ って 別れてから一度遊びに来てくれて


ドライブへ行ったんだけどね(笑)






そんときは、ときめきも ぴらめきも無かったわ(笑)







そういやぁ~ わたしって



今まで付き合って、別れた人が 逢いに来てくれたり


電話をくれて話すんだよなぁ~





別れたはずなのに(笑)






きっとあふぉあふぉな わたしだから



あふぉあふぉが恋しくなるのかね?







そう思いながら、数少ない 歴代の彼を思い出したのですた









(* ̄m ̄)プッ