みなさん、こんにちは!
今日は、「空白」をキーワードにして書いてみます。
みなさんは、買い物するとき、
脇目もふらず目的の商品を手にとって、店を出る…
とか、
脇目もふらず目的の商品を検索して、購入する…
なんてことを、するでしょうか…?
たぶん、ほとんどの人は、
寄り道…
をするはずです。
分かりやすく言えば、
ネットで買い物をする…
実店舗で買い物をする…
などなど、
どこで買い物をする…
にしても、
あちこち見て回る…
ということです。
ちなみに、データでも、この傾向は、ハッキリと表れていました。
では、この傾向を踏まえた上で、もう1つみなさんに質問です。
買い物している時間…
と、
フラフラ、ブラブラしている時間…
どちらが長いと思いますか…?
さて、みなさんは、なんと答えたでしょうか…?
多くの人が、
ちょっと、頭をひねった…
のではないでしょうか…?
実は、頭をひねって当たり前なんです。
なぜか…?
なぜなら、そこが、
とっても重要なポイント…
だらかなんです。
どういうことか…?
そこで、こんなケースを想像してみてください。
みなさんは、文房具屋さんにシャーペンを購入しに行きました。
ではこのとき、
買うモノは、シャーペンと決まっている…
のですから、
シャーペンの売り場にまっしぐらに行って、何でもいいのでシャーペンを手に取り、そのままレジに向かう…
でしょうか…?
かりに、もし、これだけなら、
店内の滞在時間…
は、
わずか数分…
です。
しかし、実際には、こんなことはまずありません。
データでは、
数十分以上滞在していた…
のです。
ならば、この空白の時間は、シャーペンを選んでいたのでしょうか…?
たしかに、その時間もあります。
しかし、ほとんどの時間は、
いろいろと見て回っている時間…
だったのです。
これは、どういうことか…?
ようするに、
実際に買い物している時間は、ごく僅か…
で、
それ以外は、空白と呼べる時間…
だということです。
実は、ここが重要なんです。
お客さまは、無駄にこの空白の時間を過ごしているわけではない…
のです。
データでは、この空白の時間に、
本来買いに来たもの以外のものを見つけ、購入に至っていた…
というケースが数多く見受けられたのです。
これは、どういうことか…?
見方を変えれば、
空白の時間が多ければ多いほど、購買確率もアップする…
ということなんです。
つまり、何をするでもなく、ブラブラとしている、
この空白の時間の重要性…
を理解し、売り手は、
この空白の時間をできる限り引き延ばす工夫をする…
ことが、必要だということです。
目的もなく彷徨っているように見える、この空白の時間が、いかに重要かを理解する…
買い物をしている時間、それ以外の空白の時間、どちらも重要な時間であることには変わりないので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「心理学」「社会学」「行動経済学」「経営学」「経済学」「哲学」「数学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。