1日10個限定・1個5000円のヨーグルト、クレマドール。
世界一高いというだけあり、
言葉とビジュアルにもそのコンセプトが反映されています。
まず、商品名「クレマドール」は
「黄金に輝くクリーム」
を意味するフランス語の造語だそうです。
手間隙かけた食材が放つ輝きが食卓を豊かにするという想いを
フランス語で表現することで高級に感じさせます。
さらに、販売サイト を見るとTOPの画像には
濃密(リッチ)な時を味わう
ラグジュアリーヨーグルト
というタグラインが商品の横に添えられています。
このコピーから商品の差別化ポイントと
このヨーグルトを食べることで何を味わうことができるのかを
イメージさせます。
そして、まるで宝石が入っているかのような箱とリボン。
商品を買うまで。
リボンを解いて箱を開けるまで。
商品を食べるまで。
それぞれの時間に期待感があります。
「特別な日には贅沢な時間を過ごす」
非日常を演出するドキドキ感というのは
昔からケとハレという文化のある日本ならではですね。
そしてネット限定での販売ながら、
発売→即完売が毎日続いています。
1日10個生産や1個5000円ということが話題になっていることもありますが
食べた人が周囲の人に紹介している口コミの効果も大きいです。
AKB48総選挙1位の大島優子
など、
多くの有名人のブログでも紹介されています。
ここから新たな口コミや紹介が生まれ、
過去に買ったことがある人はファンになり、
まだ買ったことがない人は買ってみたいと興味を抱きます。
新規客の開拓と
既存客のファン化が同時に行われているわけです。
1日10個しか生産されないので、
このヨーグルトを毎日食べる人は恐らくいないでしょう。
しかし、一度は食べてみたいと思わせる魅力と
人に紹介したくなるだけの集客力のある素晴らしい商品です。
商品をしっかり差別化し、
それを魅力的に伝え、
効率的に集客している好例ですね。

