i理科はすべての教科の中で最も短時間でマスターできる教科ではないでしょうか?
理科は、「理解」が重要な教科と言われていますので、
問題を解く時間よりも教科書を理解する時間をとり、
理解してから覚えれば覚えやすく忘れやすいということになります。
たとえば、
動物の進化で最初は水の中に卵を生み、
次に陸上に卵を生み、
最後に胎生になっていきます。
それに伴い、
生活の場も水中から陸上へと次第に変化してゆきます。
体温も変温から恒温へと変化してゆきます。
このようなことを理解したうえで、
動物の分類や形態・生活様式を覚えれば、
簡単に「魚類」「両生類」「爬虫類」「鳥類」「哺乳類」の分類は 覚えられますし、
間違えることもありません。 しかし、
生徒たちは、いきなり結果だけを覚えようとします。
これでは、記憶は長期化できません。
多くの生徒が苦手にしている天体も、
なぜ、月や金星に満ち欠けが起こるのか?
その仕組みを理解し、
太陽と地球と月、金星の軌道を書いて 考えられるようになれば、
この手の問題はすべて解けるようになるはずです。
理科は社会と同様の暗記科目ではありません。
「理解」とは、
私たちの頭の中で 膨大な情報が構造化されお互いがつながって蓄積されることです。
理科が簡単に得点を上げられる教科だというのは、
「理解」中心の教科なので、一度理解したら忘れないからです。
株式会社メリック 多田先生の講演参照