今読んでほしい「日本人にとって美しさとは何か」 | さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

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日本美術はお好きですか

こんにちは。田中千衣子です。

 

皆さんは日本美術はお好きですか?

茶道などのお稽古事をされている方には馴染みがあるかもしれません。

 

私は 今では大好きですが

学生の頃は 

美術といえば 額縁に入った油絵だったり あの筋骨隆々な彫刻 といったものを

いわゆる美術館で眺めるもの

という風に思っていました。

 

要するに美術=西洋美術だったわけですね。

日本にはアートが無いと思っていたし そういう意味では遅れた国というイメージを持っていたかもしれません。

 

だから

掛け軸や 屏風 仏像といった身近すぎるものにアートがある

と知った時は ワクワクが止まらず、

そこから貪るように巡礼し 日本美術の本を読み漁るようになりました。

 

 

今読んでほしい!「日本人にとって美しさとは何か」

 

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そんな私が出会った超オススメの本。

「日本人にとって美しさとは何か」 高階秀爾著  (amazonに飛びます)

 

 

 

京都国立近代美術館のミュージアムショップで出会いました。
このなんというか 本質的なタイトルに吸い寄せられて読んで見たら

これがもう今の自分の研究テーマにピッタリハマりすぎて、たまらない!

 


著者は西洋美術を専門とする美術評論家。
日本礼賛!という感じではなく

言葉、建築、文字、絵画、音楽などさまざま切り口から豊富な知識をベースに

冷静かつ客観的な視点から日本美術を分析しています。

タイトルからしてとても難しそうな印象ですが

優しい語り口調で書かれた文体なのでとても読みやすいです。

 

が!

 


1行ごとに深い気付きがあるため
面白いのだけど
中身が濃すぎてなかなか読み進みません。

 

でも読み終わりたくないのでちょうどじっくりゆっくり読んでいます。




ふぅーん、こんなところが日本独特なんやー

と膝打つことがてんこもり。



最近、着物を糸口に日本人の世界観の一端にたどり着きつつあって
その世界の大きさに感動しているのですが、
この本を読んで
その世界観を別の角度から触れることができるような気がしています。

何度も何度も大切に読み返したい本です💕