今日は、みんぱく名誉教授であられる吉本忍先生の講演会へ行って来ました。
吉本先生は織物、織機研究の第一人者で、現在もアイヌの織物など各地で新しいものの発表をされています。
今回は織物、織機の起源などのお話から、産業革命以降に失われつつある手仕事の大切さを教えて頂きました。
三本の紐と手と足でワラジが作れると知っていますか?私はワラジすら、あまり見た事がありませんでした。
人類史の中でも突出する織物と言う技術。人間は手と足で編んでいたものを、楽をして作ろうと道具を使う様になり、大量生産をして楽にお金を稼ごうと機械で作る様になりました。
そこで開発された織機が、産業革命を引き起こし、後にIT革命を引き起こす取っ掛かりと言っても過言ではありません。
織物、織機から人類が失いつつある何かをとても考えさせられる素晴らしい講演会でした。
自分の日頃の行いも改めなければいけないな。