二十歳の原点 | Marcy's Blog

二十歳の原点

子供から大人になるときに、
友情や恋愛について真剣に考えてたと書いた(10月25日記事) が、
同じ頃に“命”についても、真剣に考えていた…
1971年に発行された「二十歳の原点」は、当時のベストセラーとなっていた。
中学生だった僕たちの間でも、話題となっていた“青春の書”である。

二十歳の原点 (高野悦子)
Marcy's Blog-二十歳の原点
この本は、昭和46年5月10日発行、昭和49年(1974年)6月15日56刷のものだ。
文庫本ではなく、分厚い表紙で製本されたもので、定価は600円もしている。
「二十歳の原点」は、二十歳で自殺した高野悦子さんの大学ノートへの日記を、
その死亡後に父親がまとめたものであり、学生生活が中心に書かれている。
この記事を書くに当たって、アマゾンで検索したら、
改定を加えながら、新刊として未だに発売されているのには驚いた。
僕たちの時代の“青春のバイブル”が、今の若い人に通じるかどうかは疑問だが、
命というものを真剣に考える時には、ぜひ読んでおいてほしい一冊だ。