バブル前兆の見栄講座 | Marcy's Blog

バブル前兆の見栄講座

バブル景気は、1980年代後半から90年代初頭にかけてのものだ。
ピグのエリアにあるギロッポンも、まんざら嘘ではなく、実際にあった世界だ。
今にして思えば、そのバブル経済を予感していたかのような本がある。
ホイチョイ・プロダクション作、ミーハーのための戦略と展開、見栄講座だ。
Marcy's Blog-見栄講座表紙
昭和58年(1983年)11月1日に発行され、またまくまにベストセラーとなったものだ。
上の写真は、僕が所有している本で、昭和59年(1984年)2月25日第8刷のもので、
並べていた本の大きさが違っていたために、その本の大きさだけ色褪せている。
内容は、テニス、スキー、フランス料理、海外旅行、軽井沢、湘南などなど…
これらをしたり、行ったりする場合には、
どのようにして見栄を張ったらいいのかという、講座本である。
下の写真は、その第10章目である真の「シティーボーイ」とは、というものだ。
Marcy's Blog-見栄講座見出し
スキーに行っても、転んだ時には、どのような仕草をすべきであるとか、
田舎者と都会人との違いなどを、イラストを交えながら、面白おかしく説明している。
今から考えれば、バブル景気を先取りしていたかのような本であり、
その後のバブル崩壊を経験した25年後の現在であっても、面白く読める本である。

The Official Mie Hand Book
ミーハーのための見栄講座その戦略と展開
馬場康夫=作 : 松田充=絵
ホイチョイ・プロダクション作品
小学館発行 定価780円