①雨の日の桜
先週末はあいにくのお天気で、せっかく桜が開花したのにお花見をすることができなかったけど、主人と車で近隣の桜スポットを巡りました。
霞ケ浦湖畔や桜川、亀城公園など、子供のころからなじみのある桜スポットを主人の運転で巡るうち、だんだんと胸が熱くなってくる私。
助手席で「うっうっ」と変な声を出している私に、主人は「何だよ、今度はどうしたんだよ、桜見て楽しくないのかよ」と、ちょっと不満顔。
「あのね~、うっうっ。私はね、この桜を、子供のころから見て育ったの。うっうっ。この土手の桜の下を自転車こいで高校に通ったの。あの公園でブランコに乗って桜を見上げながら、おばあちゃんに買ってもらったアイスクリームを食べたの。私は、私はね~、うっうっ!!! 私は、この街の桜を見ながら大きくなったの、ここで、ここの桜を見にゃがりゃ、こにょ街に育ててもらったにょよぉぉぉ~~~、泣泣泣」
最後の方は何を言ってるのか自分でもよく分からなくなっていましたが、桜を見ながらなぜか突然沸き上がってきた、郷土への想い。
若い時は、離れたくて仕方がなかったんですけどね。
人間、50を過ぎると思いがけない気持ちになったりするものですね。
雨の日の桜が、自分の中に眠る郷土愛を自覚させてくれたようでした。
都会育ちの主人は「あー、そうなの、はいはい、俺にはよく分かんないけど」と塩対応。ふん、さみしいやつめ。
(桜川添いの桜。雨の日の桜も情緒があるけど、やはり青空の下の桜を見たいな。)
②表彰台に乗るには…
浅田選手の引退発表。特番や引退会見の中継などを拝見し、あの天真爛漫だった少女が、なんと立派な大人になったものかと感動しながら、ふと思い至ったことがありました。
浅田選手は早くからスケートの才能に注目されて、小さい頃からいろいろな大会で表彰台に乗って祝福される経験をしてきた人なんだよなぁ、ということ。
で、特別な才能など何もない一般人の私は、当然のことながら、人生の中で表彰台に乗って祝福されるなどという経験は一度たりともない、ということ。
そもそも誰かと何かを競って勝つという経験が、私には乏しいのです。競うことそのものを避けてきたといっても過言ではありません。
そろそろこの辺で、私も「競って勝つ」という醍醐味を味わってみたらどうだろう、50も過ぎたことだし(←こだわっている)、なんて思って、主人に言ってみました。
「ねー、私はさ、これまでの人生の中で表彰台に乗って表彰されるようなこと、何一つ経験がないの。今からでも私でも表彰台に乗れそうな競技って、何かないかなぁ?」
主人の答えは
「…臭いおなら選手権」
…あ゛?
何ですと?
あなた、それは、私のおならが臭いってことですか?
臭さで優勝できるほど、臭いってことですか?
撤回しないと、とんでもない夫婦喧嘩が勃発することになりますが、それでもよろしいですか?
しばらく口をきいてあげないからな。憶えとけ。
③ケンタッキーと洗濯機
またまた主人ネタで、失礼いたします。
週末、たまった雑事処理と不足品の買い物に主人と一緒に出かけ、遅い昼食にと、コンビニでお弁当を買って帰ってきました。
主人はペペロンチーノ、私はおにぎりセットというささやかな昼食を摂っていると、主人が言うのです。
「一人暮らししてるとさ、ついついこういう物ばかり買って食べちゃうんだよな。栄養バランス悪くて病気しやすくなるよな」
そうだよ、だから私が毎日栄養バランスを考えて家族のご飯を作ってるんじゃないの、ありがたく食べなさい、なんて思っていると、
「お前も一人暮らしの頃はやっぱり買って食べたりした?」
と聞いてくるので、
「そうだね、ケンタッキー買って食べたりしたよ」
と答えると、
「え? 洗濯機に入って食べた? なんで?」
「…へ? 洗濯機に入って食べる? そんな人いるの? いや、絶対いないとは言えないけど」
「うん、いないとは言えないけど、…洗濯機に入って食べるの? …食べ物持って、洗濯機に入るの?」
「うん、いろんな人がいるから絶対いないとは言えないけど、ごはん食べる時に洗濯機に入って食べるって、かなり病んで…ない? 」
で、二人して爆笑。
“ケンタッキー買って食べる”を“洗濯機入って食べる”と聞き間違いしたことはとうに理解したけれど、洗濯機に入って食べるというシチュエーションをリアルに想像してしまったため、ツボりにツボってしまった中年夫婦。
もし本当に洗濯機に入らないと食事ができないという方がいらしたら、そして悩んでいるとしたら、申し訳ありません<m(__)m>。
④桃の花
庭の桃の花が咲きました。
去年は、小さいけれど甘い実を付けてくれた桃の木。
今年は無理しなくていいよ。
花だけでも十分よ。
でも、もし大丈夫なら、小さくてもいいから甘い実を付けてね。
本当に、無理でなければね(^^)。