先日、池田重子さんの「日本のおしゃれ展」最終章に行ってきました。
それにしても、大正から昭和初期の着物って、なんてきれいなんでしょうか・・・!!!
お金持ちの令嬢しか、着られなかったかもしれませんが、
それでも、こんな美しい着物を着た人たちが歩いている国は、
それはそれは素敵だったろうな、と思うのです。
若い頃にしか着られない着物、というものがあるのを、
今になって思い知りました。
私の母は、若い時から、お茶やお花、日舞などをやっていて、着物が大好きでした。
成人式の時、地味な着物で行きたい私に、
どうしても振袖を着せたいと言って、古典柄の美しい着物を買ってくれました。
2回しか着ていないので、元はとれてないと思いますが(笑)
でも、このおしゃれ展を観て、気がつきました。
母はわかっていたのです。
今しか着られない着物があるってことを。
家をたたむ際、着物はほぼすべて残してありました。
以前は、私もお正月には着物を着ていたのです。
母に着せてもらっていたので、自分では着られません。
いよいよ、自分で着られるように、練習する時が来た!と思います。
はっきり言って、考えれば考えるほど、着物を着るのが面倒です。
着方が間違っているとか、いろいろ指摘されそうなのが恐怖で、
いっそ着ないで過ごそうと思っていました。
でも池田さんの、
「立派でなくても、幸せであればいい。」
という言葉が、後押ししてくれました。
難しく考えないでいい、とのことです。
会場には、お着物の方、たくさんいらっしゃいました。
中には、モダンな着こなしで、ブーツをはいている方もいました。
今年はなんとか、自分で着物を着たいと思います。
松屋銀座で1月18日までです
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20151230_ikedashigeko_8es.html