二分法思考 | 日々、嬉努愛絡 多幸なり

二分法思考

物事を、良いか悪いかだけ(人をいい人・悪い人とだけ)などで、単純に区分してしまう思考を
「二分法思考」という。


人格障害者の特徴の一つである。

そして更に、細かく分けると、どの人格障害であるかによって、その二分法思考も異なる。

強迫・自己愛・境界性人格障害の二分法思考の違い
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-51.html


自己愛性人格障害だけを取り上げると、

自己愛性人格障害者自分を”良い部分、悪い部分”で二分法する中で、悪い部分を否認して、良い部分だけで生きていると思っている方々です。

実際に会ってみると、ひどく子どもっぽく、傲慢で、自分は特別な存在と思い込んでおり、周りが便宜を図ったり、賞賛し、自分を特別扱いするのは、当たり前だと考えています。

①自分には世間の人が気付いていない才能や優れた点がある

②大成功して有名になることを夢見ている

③自分には人とは違ったところがあり、特別な人間だと思う

④周囲からの賞賛が何よりも励みになる

⑤多少の無理でも、自分の望むことはたいてい聞いてもらってきた

⑥欲しいものを手に 入れるためなら、他人を利用したり、言いくるめる自信はある

⑦自分勝手で思いやりのないところがある

⑧友人や知人の幸せは、内心、妬ましい

⑨態度が大きい、プライドが高いと思われている

この内、5項目以上に当てはまれば、自己愛性パーソナリティと判断してよいです。

http://libpsy.com/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%9B%E6%80%A7%E4%BA%BA%E6%A0%BC%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%A8%E6%88%90%E5%9B%A0/
より



自己愛性人格障害者に関して、何冊かの本を読んだが、基本的には次のことが書かれている。
・関わりを持たない。
・関わりを持つとしても、そのことを知った上で距離を置く。

人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性が高いと言われている。