まんが日本むかし話
~ももたろう~
むかし、むかし、あるところに
お兄さんと、お姉さんが住んでいました。
ある日、お兄さんは山へしばかれ・・・芝刈りに、
お姉さんは川へ洗濯に行きました。
お姉さんが川で洗濯をしていると、川上から大きなモノが
どんぶらこ~、どんぶらこ~、と流れてきました。
お姉さん「すごい・・・大きい・・・❤」
その、大きなモノに目を奪われたお姉さん。
気がついたらその大きなモノを家へ持ち帰っていました。
その夜・・・
お兄さん「なんだコレは!?こんなモノ持ってきて!!」
お姉さん「だって・・・大きかったんだもん❤」
お兄さん「俺のモノじゃ満足できないってのか!ああっ!?」
お姉さん「そ、そういうわけじゃないけどぉ・・・」
お兄さん「こんなの、ただの無機物じゃねぇか!!」
お姉さん「でもコレ、本物みたい・・・さわるとピクピクするし」
お兄さん「もう知らん!!勝手にしろ!!!」
そう言って、お兄さんは家を出て行ってしまいました。
ちなみにその後、お兄さんは家の外で手でイッてしまいました。
一人家に残ったお姉さん。やる事は一つです。
川で拾ってきた大きなモノを、自分の小ぶりな桃へ当ててみました。
お姉さんの桃はすでに熟しており、ジュクジュクと果汁が溢れてきます。
大きなモノが、お姉さんの桃の真ん中に突き刺さりました。
そしてお姉さんが果てるのと同時に、モノの先端から熱いナニかが
桃の内側へ、大量に流れ込んだのでした・・・
一夜明けて、お互いにスッキリした様子のお兄さんとお姉さん。
すると驚くことに、お姉さんのお腹が大きくなっていたのです。
突然、お姉さんはお腹を押さえてうずくまりました。
お姉さん「うっ、産まれる!!」
急な事だったので、産婆さんを呼ぶ事もできません。
お兄さんが出てくる赤ん坊を取り出しました。
お兄さん「信じられん・・・たった一晩で・・・」
たった一晩で産まれたその赤ん坊は、
お姉さんの桃の間から生まれたので
「あいだ・ももたろう」と名付けられました。
めでたし、めでたし。
↓