いや~、富士登山から約1週間。
しかも登山前から体調を崩し、トレーニングしてなかったもんですから約2週間走ってなかった。
で、昨日、久しぶりにマラソンの練習をしたら・・・・バテバテ。
確かに夕食を食べてから走ったものだから、よく小学生のときになった『横っ腹痛いっ』ってやつ、登場してしまって・・・。
途中何回か立ち止まって休憩を入れましたよ。
ホンマ、継続は力なり、不可抗力とはいえトレーニングを休んではいけませんっていう典型的な例を作りましたよw
で、昨日はAコースを 61分
あ~、めちゃしんどかった。
あ、いやいや、書きたかったのはこれではなく、富士登山の話。
先週行ってきました。
去年、家族で登ろうということになって夜中に登り始めたんだけど、寝ておくように言ったのに結局睡眠不足と疲労で途中で登頂を断念したという経緯があって、今年は一人で富士山に行きました。
もともと運転が好きなので苦痛ではなく行き帰りの車中は快適で、さらに渋滞も発生しなかったのでスイスイ。
ただ一点、山麓から5合目に行くまでは少し気持ち悪かったっす。
結局5合目まではすれ違う車もほとんどなく、さらに前後にもいなかって・・・
いわゆる「お化け」が出てきそうな雰囲気で~
背中のあたりが寒ぅ~~~~くなってきたりして
5合目に着くと、そこは雨で・・・
・・・聞いてないよ~
天気予報で雨なんて一言も言ってなかったんですけど
ただ、私は晴れ男
仮眠を1時間少しとり出発する時間になると雨も上がりいい感じに
10年前、2000年に遡ります。
当時所属していた青年会議所の指導力セミナーを行う責任者であった私は、企画として富士登山を理事会に上程しました。賛成反対、それぞれ言い分があったのですが富士登山案は可決し、登ることに決定しました。
登山を円滑に行うために、本番2週間前に下見で登頂し、ルートを確認したのです。
ですので、2週間で2度山頂に登ってます(あほかな?w)
その時のルートは河口湖口(吉田口ルート)から。表現が適切かどうかわかりませんがいわゆる裏富士側から。
なので、今回は違うルート、いわゆる表富士、富士宮口から登ることにしました。
河口湖口ルートと富士宮口ルートの絶対的な違いは、足場が富士宮口からは非常に悪いということです。
溶岩がゴツゴツしてて、踏み出す一歩が不規則になるんですね。
さらに辛いのが下り、上りと下りが同じルートであるため、不規則なところをまた下りるのは足の達者な人でも少し辛いかなってところかと。
その足場の悪い山道を登っておりますと・・・
7合目くらいでしょうか?
もう周りは明るくなってきました。
目指す山頂はまだ見えず・・・・
5時半過ぎにはお天道様がもうあんな位置まで昇って
下を見ると、自分は雲の上にいるんだという感じが
さらに、いい感じで撮れたのがこれ
こういうのって飛行機に乗った時くらいしか見たことないんですけどね、私は。
しかし、飛行機に乗ってるのではなくゆっくりと時間が過ぎてて、登ってるときはハードだからこそ
休憩がすごく穏やかな気持ちになるというか、あ、今、休んでるんだって実感できますね。
写真の真ん中の少しくぼんだところが山頂入口です。
とにかく一歩一歩なんですね。上にいくにつれ酸素も薄くなってきて、体質的に高山病になりやすい人はかなり辛そうにします。幸い私はこの高さでは高山病にならない体質らしく、なんの問題もありませんでしたけど。
一歩進めると一歩山頂に近付くというのんびりした気持ちでいかないといけませんね。
ようやく9合目に到着。
ここまでくればもう気持ち的にも楽になります。
真ん中の山頂入口も先ほどよりかなり近くに見えますね。
しかし、雲がかかってきました。
山頂への物資と人の輸送はこのブルドーザーで行うみたいですね。
あ、それと山頂からの各家庭に送るハガキとかも半端な量じゃなかったですから、この重機は大活躍ですね。
私は出しませんでしたが、ここから出すと富士山頂の消印が押されるみたいで記念になるらしいです。
来年も登る予定してますので、気が向いたら出そうかな~
ま、いわゆるここが山頂だと思われるところなんでしょうが、どこの山にも一番高いところがありますね。
それが富士山特別地域気象観測所、昔の言い方ですれば富士山測候所です。
せっかくなんでそこにはいかないとね。
でもね、そこに行くのにまだまだ急な坂道があります。
これ、マジでしんどかったっす
剣が峰、最高峰であるゆえ、記念撮影する人がかなりいました。
私も列に並び、撮ってもらいました。
前回登った時はお鉢巡りをしなかったんですが、5年連続で登られてる先輩の話を聞き、今回はぜひやりたいと思い山頂ぐるりと1周してきました。
途中残雪も踏めます
で、反対側河口湖口からの山頂
富士宮口からの山頂にはこのような石ではなく、木で作られたものがありました。
どちらがいいのかは・・・・分りませんが、私は木の方がなんだかヨサゲ~な気が
河口湖口からも富士宮口からも登ったし、来年は御殿場口ルートからの登頂を画策wしています。
なんとか実現できるように、次回は友人数人を拉致していきたいと思います
年間20万人とも言われている登山者ですが、一人ひとりのマナーも大切ですが、それ以上に安易な気持ちで登らないということが大切ですね。
ありえない軽装で登っている人もチラホラ。
天候の急変に対応はできないばかりか、万が一の時には遭難で命を落とす危険性があります。
山頂にいるスタッフのお兄さんから聞いたんですが、昨年も、天候が急変しすぐそこに山小屋があるにも関わらず若者二人が金網につかまりながら凍死したという事故も発生しているようです。
装備は少し余分に・・・の方がいいでしょうね。