検査の日。


「先生、しこりが自分で触れるくらいに
大きくなっています。このしこりは、
前の検査のときにあった場所と同じですよね。。。!?」

先生は触診し、
「これですね、、、
大丈夫だと思いますよ!
超音波でみてみましょう」
と、言いました。


超音波で診ていた先生が
一瞬、厳しい顔つきになりました。

「脇のしこりには気付きましたか」

「え。脇にもあるのですか」

奥の方を強めに触ってみると、
言われてみれば、しこりがあるような、、、ないような、、、
正直分かりませんでした。

先生は、触って分かるようでした。

「脇にもしこりがあるということは、
私、癌で、脇にも転移しているということですよね。。。」

先生に聞くと、

「決まったわけではありません。
脇のリンパが何らかの原因で腫れて、
しこりのようになることもあります。

とにかく、
生検をした方が早いですから、
生検をしましょう」

と、言われました。