ホロコースト考 第ニ回 ~ユダヤ人とは誰か? その2~ | 今日の韓流通信(旧)

ホロコースト考 第ニ回 ~ユダヤ人とは誰か? その2~

■第二回 ユダヤ人とは誰か? その2


現在、イスラエルに住む90%のユダヤ人とは何者でしょうか?
彼らは一般に、『アシュケナジー・ユダヤ人』と呼ばれています。
私達が現在、ユダヤ人と聞くと思い浮かべるのは、アルバート・アインシュタインに代表される『アシュケナジー・ユダヤ人』なのです。
それに対し、先のユダヤ人は『スファラディ・ユダヤ人』または『アラブ・ユダヤ人』と呼ばれています。
「アシュケナズ」とは、ノアの息子、ヤフェトの子孫であるゴメルの子です。
『アシュケナジー・ユダヤ人』と呼ばれる彼らは、かつて中央アジアに住んでいたトルコ系の人々であり、ソ連や東欧、主にポーランドでコミュニティを作っていた『カザール(ハザールとも)』という民族なのです。
この事は、アーサー・ケストラーというユダヤ人作家が『ユダヤ人とは誰か?』という書で詳細な考証を行っています。

カザール人は今から一千年以上前、中央アジアに帝国を作っていました。
しかし、ロシア正教・ロシア帝国、キリスト教・ビサンチン帝国、イスラム教・アラブという強大な勢力に囲まれていて、それぞれから改宗を迫られていました。
しかし彼らはどちらにも改宗しませんでした。
なぜなら、改宗したところで他方を敵に回してしまうのが理由です。
そこで人種的にではなく、宗教的にユダヤ人になれば、他宗教からの憎悪を上手くかわす事が出来る、そう考えた彼らは西暦七四〇年に両宗教の根本であるユダヤ教を国教として全国民が改宗したのです。
つまり、彼らは厳密には『ユダヤ人』ではなく、『ユダヤ教徒』なのです。

「カザール人は今日ユダヤ人として偽装している」


H・G・ウェルズ『歴史の輪郭』より


「時の経過に伴って、ロシア人を憎みバビロニア・タルムードの下で生活していたこれらのカザール人は、彼らの居住地と経典からロシア系ユダヤ人として知られるようになった。」


元アメリカ情報局員コール・ジョン・ビューティ『アメリカを覆う鉄のカーテン』より


『見えざる帝国 宇野 正美著』より転載


カザール人がユダヤ教に改宗して百年後、東から蒙古が侵入して来ました。
彼らはその情報を受けると、難を避ける為に北方に移動して行きました。
そして、ロシア、東欧(主にポーランド)、ドイツなどに流入していったのです。

そして、一九四八年、『ヨーロッパにおける迫害およびナチスによるホロコースト』と『バルフォア宣言』を理由に『ユダヤ人国家イスラエル』が、狂信的なシオニズムを信奉するアシュケナジー・ユダヤ人武装組織のテロによるパレスチナ人の虐殺から強引に建国されるのです。
本来なら、黒海北方のカザール帝国に帰還するのが筋なのですが、本来のユダヤ人『スファラディ・ユダヤ人』を虐げながら、未だにパレスチナの地を占拠し、自らをユダヤ人と騙っているのです。

そもそもユダヤ人とは何か。ユダヤ人として生まれたことは必要条件でしかない。
ユダヤ教を信奉してこそ、初めてユダヤ人だと認められる。

私はユダヤ人の両親から生まれたが、自分をユダヤ人とは思っていない。
私はユダヤ教を信じない。安息日にも休まない。
私はアメリカ人であるが、ユダヤ人ではない。
ユダヤ人がユダヤ人であるためには、何よりもユダヤ教徒でなければならないのだ。


コロンビア大学名誉教授ハーバード・パッシン(『文芸春秋一九八七年四月号)
『ユダヤ 幻想の歴史 彩 明日迦著』より転載

(強調、下線は管理人による)


『ユダヤ人国家イスラエル』が一九七〇年に制定した「帰還法」によれば、ユダヤ人の定義は「ユダヤ人を母とする者、およびユダヤ教に改宗した者」とあります。
だから、たとえ『アシュケナジー・ユダヤ人(=カザール人)』であったとしても、「ユダヤ人」である、という詭弁が成り立つのです。



第三回へ続く



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