お市のプティ旅行記 | マンJのブログ

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昨日はアザラシの松本くんちにお泊りでした。

いつだったか今度、飲みましょう
みたいな話しになって、高円寺とか
新宿とか下北沢とか選択肢があったけど松本くんが8年間くらい住んでいる鶴川というところまで足を運ぶことになりました。
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たぶんこういう機会に行かないと
俺は鶴川というところに一生行かないだろうと思い、そのまま死ぬのはごめんだぜ!と重い腰をあげました。

2人で飲む予定でしたが急遽アザラシのゾウザくんと、マンJの泉モダンJも来ることになり、四人で念願の噂の鳥貴族でまるで貴族気取りで酒池肉林の時間を過ごしました。
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とても楽しかったです。

鳥貴族でひとしきり貴族の生活を味わったあとに、僕と松本くんは松本くんの母校に足を運ぶことにしました。
街灯もあまりなく暗い道をまるで通学している気分で歩きました。
自分が大学時代こんな風に友達と話しながら学校に通っていたら今の僕はなかったんだろうな~とかどうでもいいことを考えたり、不毛な会話をしながら、その道を行きました。
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その時すでに夜中の12時を回っていましたが大学は僕らを快く受け入れてくれました。

大学に着いてからも僕らは不毛な会話を続けました。
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母校という響きから、松本くんの両親を紹介されたような気持ちになりました。僕が幸せにします。お父さん!
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不毛な会話に終わりはなく、
『俺たちに明日はない』ボニー&クライドの邦題を思い出しました。
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松本くんの家は完成されていました。俺はカート・コバーンの家に来たのだと勘違いするほどでした。
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2個あるうちの1つ電球は切れていて
もう片方も明日は切れそうなくらい朧気な光で、部屋は薄暗く
あるのはギターと小さなテレビと
山積みのCDと文庫本。だけ。

天井の隅には蜘蛛の巣が装飾されており、テーブルには吸い殻山盛りの灰皿とハイネケンの空き瓶100本と太宰治の
『人間失格』。

コンセプトすら感じる部屋である。

トドメの一発に坂口安吾の『堕落論』を人目のつかないところにそっと置いてやってる。

松本くんの美術スタッフ、
チーム松本は細部まで行き届いた表現ができている。
これぞロックの部屋である。

そんな部屋で僕は大いびきをかき
携帯のアラームに気づくこともなく眠っていたという、品のない珍客である。

松本くんはそんなデリカシーのかけらもない珍客と朝から色んなミュージシャンのDVDを観て下さいました。ありがとうございました。
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その後松本と遅めの昼食をとりにいき、今ぼくは中野坂上でマンJのPスポットを撮るべく丸の内線を逆走中です。もうすぐ着きます。ミスりました。

ああ楽しかった。