夜中の4時に、めめが夢で足に噛みついて痛くて起きた。めめがいなかったから、木のせいだと思うようにして寝ようとしたけどやっぱり痛むから、傷跡見てみたら凄く小さな、虫の刺し跡のようなものがあった。凄く小さくて、気のせいかと思って寝ようとしたけどやっぱり痛むから、よく見ると赤く腫れてきた。
めめじゃないとしたらダニかと思ってお布団めくると、足元に大きなムカデが鎮座してた。
パニック。
まず、ムカデをやっつけて、対処法をNETで調べて流水で冷やす。めまいも冷や汗もあったけど、元々体質的にそんなだし、救急車を呼ぶほどのアレルギー反応ではないと信じて様子を見る。

ムカデと格闘してた音を聞いて、駆けつけてくれたのは、めめだった。

にゃんにゃんと言って、しきりに顔を寄せてきてくれた。どうしたの、大丈夫だよ、僕がいるから、って、言ってるとしか思えない感じだった。嬉しかった。
対処法を探るのに必死で、しっかりと受け止められなかったけど、一通り落ち着いて水で冷やす頃にはメメも寝室に戻っていた。伝わったのかな。

今日明日くらいが晴天だから、登山に行きたかったけど、退職してから今日で5日目、ずっと忙しかったり、眠りを邪魔されたりで、心底休む間もなかったから、神様がタイミングを与えてくださったように思える。

運動も歩くことも控えるようにとのことで、絵を描くチャンスは今しかないじゃないって思って、アパートから全ての画材を持って変えることに。
二日くらい、アパートで過ごそうと思って帰ったけど、どれくらい腫れるのか痛いのか分からないし、一人籠もって絵を描く様はやっぱりつまらないし、人の為と思っても、いつか無駄になるか忘れ去られるかだとしたら、虚しいし、隣の騒音で起こされるのも、大きなストレスだし、
だったらもう、家に運んで期限気にせず、ゆっくり描いて、猫と遊んでる方がよっぽど楽しいや。そう思った。

病院へ行く前、弟の同級生の中野くんが奥さんと自転車を買いに来ていた。
玄関から出た瞬間に、二人共がとても気持ち良い感じの、こんにちはをくれた。嬉しかった。

我が家のフリーマーケットを始めた頃、中野くんが遊びに来てくれて、でも誰も気付けず声掛けしてあげれなくて、私は気づいていたのに、声掛けしてあげれなくて、ずっと気になっていたから、本当に嬉しかった。
面影なくって少し戸惑ったけど、話す内容や話す時の、控えめで温かみ溢れる人柄に、やっぱり中野くん打と思った。
やっとお礼が言えた。弘一の結婚式の3次会まで来てくれたこと。弘一が、付き合ってくれて嬉しかったって言ってたこと。昔のこと過ぎて、ちょっと思い出すまでに時間が掛かってたけど、対面でお礼が言えて良かった。

中野くんの後ろポケットに入っていたコーチのお財布が擦り切れていたから、商品のコーチのお財布をプレゼントしようと思い付いた。
中古だけどって渡したら、奥さんも家族もコーチが好きでって、二人してとても喜んでくれた。
めちゃくちゃ、嬉しかった。

とても気分が良くて、病院行くときも、診察のときも、超ご機嫌だった。
病院終わって、一旦アパートから荷物を積んで、いつか病み上がりに本を読んだ公園へ、バスケットを持ってやって来た。


カフェオレとアーモンドボールを少し食べて、陽射しと心地よい風に当たりながら、今日のことを残したくて、書いた。