黒のせかい
ゆき
この雪は
最後の雪だろうか・・・
久しぶりの再会
すこしだけ 君と話さなかっただけで
久しぶりな気がするのは なぜなのだろう?
つめたい
一人ででかけて
この雪の世界に 足を踏み入れてみた
さむい つめたい 雪が頬を伝ってくすぐったい
そんな感情とともに 雪を見つめたよ
私の冷たくなった感情は
温かい愛しさに 包み込まれ
また 温かさを 取り戻せたよ
その気持ちで見つめた雪も 冷たくなった感情で見た雪も いつも同じ・・・
まど
まどから 外を見つめると
こんなに 温かく家の中にいられるのは 本当にありがたいと思えるな
外にでると 私は どうなってしまう?
積もる
あっというまに 積もる雪
人の足跡も消して 新たな道を 作っていく
誰が 足跡に 気づいてくれる?