衝動に駆られる時 | おかし日記

おかし日記

大好きなお菓子のこと、
他愛無いおかしな出来事、
その他思い付くままに
不定期更新中。

【衝動】

(名)スル 〔impulse〕

(1)強く心をつき動かすこと。
  また、そのように働きかける力。ショック。

(2)よく考えないで、発作的・本能的に
  行動しようとする心の動き。
  「一時の―に駆られる」

           goo国語辞典より


先日、Tシャツ(Uネック)を 着ない主義のこの私が、
まさに衝動に駆られて Tシャツを購入しました。
某ユニクロさんにて。一枚1500円。


衝動買いTシャツ


どうしてTシャツを着ないかというと、
私は 顔・頭の形が丸型というよりナスビ型で、
つまり ひょうたんのように下半分が
むっくり膨れている上、首が短いので、
デカイ顔が非常にでっかく見える、それが
コンプレックスの一つでして、
そんな私の弱点を 見事に引き立たせて
見せてくれるのが このよくあるTシャツの
"Uネック”型の服だからです。

まだざっくり開いているとUネックでも
問題ないのですが、どうしてもTシャツは
鎖骨を覆い隠すまで生地が覆い、
首がなくなってしまうので……。


そんなこんなで私はきっと誰もが一着は持っている
であろう Tシャツをちっとも持っていません。

そんな私がTシャツを購入しました。


理由は、この絵。

ただ、ハンガーに吊ってあった、この
子供のラキガキみたいなデザインの顔くんと、
目があって、ビビビときてしまったから……。


ここのところ、本を出版するとなって、
色んな人に出会い、色んな人に色んな意見を
貰います。

多くの友達は 喜んで応援の言葉をくれたのですが、
反面、とくに、私より10~20年上の
中年~段階の世代層の方々によく言われるのが

1、だまされているのではないか?

の件。本当に多いです。。。(苦笑)



その次が、名前について。
この、紅白まんじゅという名前です。
それまで自身も知らなかったのですが、
この「まんじゅ」というのは
ある地方の弁では 女性の身体の一部を
表す言葉なのだそうで……。
それ抜きにしても、取り敢えず、


2、「まんじゅ」なんてアホな名前、ダメッ。


私の「まんじゅ」の由来は、
もともと、和菓子の「饅頭」から来ています。
ネットゲームを始める際に
キャラクターの顔やサイズや性別、
名前を決めて ゲームを始めるのですが、
先に誰かがその名前を使用していると、
同じ名前でデビュー出来ないシステムなので、
何やっても登録できなくって、
最後やけっぱちで、その日スーパーで見たもの、

第一希望:Manjyuu
第二希望:Suihanki(炊飯器)

と、記入、それですんなりManjyuuで
通ってしまった
、それが名前の由来です。
別に饅頭が特別好きな訳でもないわけで……(苦笑)


英字表記の時はそのまま「manjyuu」としていますが、
ひらがなで表記……
つまりチャットしたりblogで書いたりの時は
単純に「う」を2回打つのが面倒で
「まんじゅ」に省略してしまった、
それが今に至ります。


至って、長くもつまらない由来ですみません(;^ω^A


今考えると 自分の人間有様そのものが
出てるなぁとも思えます。
いつでも 何でも 考えずに行動・言動するので
熟慮断行!を度々肝に命じていたりするんですが、
相変わらず フィーリング人生(笑)
思いつきで 生きてます(●´ω`●)ゞ



そんなこんなで 昨今 地味に 想定外な部分で
ダメ出しくらったり
だまされていたとて迷惑をかける関係でもないのに
やめなさい、とお説教・反対をくらったりして
落ち込んだりもしている僕です( ̄ω ̄)



さてッ、話変えて、先日久々に家族そろって
京都国立美術館にて7月21日まで開催中
「ルノワール+ルノワール展」
行って参りました。
見てきましたよ! 原画!!
当然ながら 館内撮影禁止なので何ら
ルノワール画の写真は撮れないので……。

京都国立美術館より


館内からの景色でも?(笑)

すぐ目の前が平安神宮で、鳥居丸見えです。
3階から見ても この大きさ。
大きいですね~~。中身何でできているんだろぅ。


平安神宮&南禅寺へは 4月花見に行きました。
さすがシーズンはすごい人ごみで
ボロの愛車共々
大渋滞&暑さにヘトヘトになりましたが、
やっぱり 絶景には違いなかったです。


私は油絵は まったく未経験なので
そこまで詳しくわかりませんが、
原画にはパステル画もあって、
驚いたのはパステルでも油絵でも
素材の違いがわからなかったこと。
ルノワールマジック?ですね。
彼の絵だとは 一目でわかれど
素材の違いを感じさせない、つまり
どんな素材でも あのやわらかい独特のタッチ、
繊細さが表現出来る……。


絵を描くのに、自分の脳内で出来た構想を
求めて 素材を探しまくる私には
その画力が まぶしく衝撃的でした。



来たる7月1日は、
いよいよ東京本社の編集部へ行って、
編集担当さんと 顔合わせ&ご挨拶、
制作の打合せ 等 具体的に
絵本作りに入っていきます。



絵を出す前から、評価が始まっている今。



『芸術の世界に 資格や学歴は関係ない』

誰もが言い、そして自身もそう思っていて、
だからこそ挑戦してみようと、
足を踏み入れるキッカケとなった絵の世界。


しかし哀しいかな、少なくとも私が知る
デザイン会社業界では、実務経験もなければ
「デザインの専門学校へ行った」という
学歴もなしの状態では、同じ絵を描いても、
一次(書類)選考の時点で
“今回はご縁のなかった……”通知しかきませんでした。
ボンッボン 落とされましたよ、十数社。(笑)


そのうち、資格を必要としない世界だけに、
資格にかわる「保証」になるもの(実務経験・勉強実績等)
要求されるのだと気付き、
数年かけて学費を貯めて、1年間就学。
履歴書にたった2行、『デザイン学校の入学・卒業』の
文字が入ったら、あっさり1社目で決まりました。
(結局体調壊して入社に至らなかったのですが)



学校へ行った前後で、実感出来る自分の変化や成長は
ちっともなく、せいぜい画材とWebの知識が増えた程度。
ただただデッサンが下手で下手な上、集中力がない。
自分って駄目だな才能ないなって 痛感したことが
一番代表で言える、学校で学んだことでした。


そんなぺしゃんこ状態な時、
希望をくれたのは母親の言葉。


「あンたの絵は、プロの先生から見たり、
 技術で計れば全く“駄目”なのかもしれないけれど、
 最終的に絵が受け入れられるか否かというのは、
 何の知識もない、プロでもない、一般の人たちに
 決められるものでは ないの?
 お母さんは、あんたの絵、好きで“良い”と
 思っているけどなぁ。」


その言葉のお蔭で、何とか絵の世界に
首を突っ込んだまま、諦めないでいられました。



ずっと勘違いして、うっかり見失っていたこと。
プロが見て、はっと思わせられる“上手”な絵描きにならなきゃ、
と 思っていましたが、私が目指したいのは
プロでも何でもない誰かに“なんか好きだな”って、
大切に思ってもらえる絵が描ける人なんです。


このblogもしかり。
売れたい訳でも 賞を取りたい訳でも
ランキング上位になりたい訳でもないけれど、
誰かの「楽しみ」の一つになれたら
とっても私は嬉しいです。


大切に想う気持ち、ただ純粋に伝えたいと
思っていることを一筆一筆に込めて
これから絵本作りに励みます。


名前がだめ、絵の技法がなってないからだめ、
構想がだめ。文章がだめ。
でも何か気に入ったから手元に置くか。
「まんじゅ」って馬鹿みたいな名前も
まぁ別にいっか。
本、なかなか良かったし。


そんな風に、衝動にかられる作品に
仕上がれる様 狙ってみます。(笑)



買った後で服のタグに気付きました。


実はこのTシャツの絵を描いた人、
Jean-Michel Basquiatさん?
1980年代のアメリカポップアートを
代表する一人で、1988年に彼が亡くなった後も、
現代の芸術家達に多大な影響を与えているんですって。


子供の落書きみたいな絵。
トンネルの落書きみたいな絵。
私でも描ける、と 思わず目下に見てしまう絵。


けれど「Tシャツは絶対絶対 買わない」
頑固な私をくつがえしてTシャツを買わせた彼の絵。


たしかに、衝動、頂きました(`・ω・´)ゝ=3